訪問看護で勉強しておくことはある?現場で役立つ4つの知識を解説
2025.02.03これから訪問看護の現場で働く看護師の方は「何を勉強しておけばいいのか」と悩んでいませんか。
訪問看護では、利用者さまの状態を適切に評価し、必要なケアを提供するための知識やスキルが求められます。
加えて、在宅医療サービスの理解や対人マナーも重要です。
この記事では訪問看護を始める前に勉強しておくべき4つのことを解説します。
訪問看護ステーションに入職する、または転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
訪問看護で勉強しておく4つのこと
訪問看護で勉強しておいた方がよいことは4つあります。
それぞれ解説します。
評価基準と実践方法
訪問看護では、利用者さまの健康状態に合わせてケアを提供します。
そのためには、訪問時に利用者さまの状態を正確に評価する必要があります。
このような対応ができるよう、評価基準や実践方法について勉強しておくことが重要です。
例えば、意識レベルを評価するJCSやGSC、痛みを評価するフェイススケールなどが挙げられます。
また、利用者さまの状態を医師や他のスタッフに共有することもあります。
一部の評価方法しか知らないと他のスタッフに共有する際に伝わらない可能性があるため、
どの施設、職種でも通じる評価基準と実践方法を覚えた方がよいでしょう。
基本的な看護スキルと知識
訪問看護では、基本的には病院と同じように看護スキルと知識が必要になります。
清潔ケアや褥瘡予防、服薬管理、バイタルチェックなどの適切なケアができることが重要です。
基本的に1人で利用者さまに対応することになるので、1人で判断して対応できるまでのレベルになっておくと安心でしょう。
在宅医療で活用できるサービス
訪問看護では、在宅医療で活用できるサービスを把握しておく必要があります。
利用者さまやその家族は、自分たちがどんなサービスを利用できるか知らないケースが多い傾向にあります。
そのときに、利用できるサービスを提示して、申請などの手助けをするのも訪問看護のサービスの1つです。
適切なサービスを提案できることで、利用者さまの生活の質を向上させ、ご家族の負担を軽減することにもつながります。
訪問看護で必要となるマナー
訪問看護では、利用者さまの自宅を訪問してケアを提供するため、対人マナーが重要です。
第一印象を良くするために、身だしなみや言葉遣いに注意し、丁寧な対応ができるようにしておきましょう。
また、病院よりも個々の家庭環境に配慮した対応が求められるため、事前に訪問時のマナーについて学んでおくことで、スムーズなケアの提供が可能になります。
精神科訪問看護への転職で勉強しておいた方がよいこと
精神科訪問看護では、前述した4つはもちろん、それに加えて精神疾患について勉強しておきましょう。
統合失調症や双極性障害、うつ病、認知症などの疾患について学び、それぞれの症状や治療法、利用者さまの生活上の課題を把握しておく必要があります。
また、精神疾患を抱える方は不安や混乱を感じやすく、対応次第で症状が悪化することもあるため、コミュニケーションスキルの勉強も欠かせません。
適切な声かけや傾聴の技術、非言語コミュニケーションの活用など、利用者さまの気持ちを尊重した接し方を学ぶことが大切です。
精神疾患の方と関わる機会が少なかった看護師の方は、今まで通りいかないことが増える可能性があるため、どんな対応をしたらいいか事前に知識として入れておいた方がよいでしょう。
精神科訪問看護に興味のある方は訪問看護ステーションラララで一緒に働こう
訪問看護では、利用者さまの健康状態の評価や適切なケアの提供、在宅医療サービスの知識、訪問時のマナーなどを事前に学んでおきましょう。
特に精神科訪問看護では、精神疾患の理解や適切な対応方法を習得することで、より質の高いケアが提供できます。
精神疾患を抱えた方への訪問看護に興味のある方は、ぜひ訪問看護ステーションラララで一緒に働きましょう。
訪問看護ステーションラララは、精神科に特化した訪問看護を提供しています。
スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすく、訪問看護について学べる環境も整っています。
興味のある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。