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PTSD診断テストとは?症状チェックリストとセルフケア法|治療のポイントと訪問看護の役割

2025.02.26

PTSD診断テストとは?

PTSDとは?

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、命に関わる出来事や重大なトラウマ体験を経験した後に生じる精神的な障害です。この障害は、過去の出来事が強い感情や行動の変化を引き起こし、日常生活に支障をきたすことが特徴です。

具体的には、トラウマとなる出来事が繰り返し思い出される「フラッシュバック」や、緊張状態が続く「過剰な警戒心」、感情のコントロールが困難になる「感情の鈍麻」などの症状が見られます。

また、PTSDは誰にでも起こり得るものであり、自然災害や事故、暴力、戦争体験、大切な人の喪失など、さまざまな出来事が引き金となります。しかし、適切な診断と治療、セルフケアを通じて、症状の軽減や回復を目指すことが可能です。本記事では、PTSDの診断方法やセルフケア法、治療の選択肢について詳しく解説します。

 

参照:PTSD | e-ヘルスネット(厚生労働省)

PTSD診断テストで確認すべき症状チェックリスト

以下の項目に当てはまるか確認してみましょう。このリストは医師の診断を補助するものであり、最終的な診断は専門医による診察が必要です。

  1. フラッシュバック
    トラウマ体験が突然鮮明に蘇る現象。特定の場所や音、匂いが引き金になることが多い。
  2. 過剰な警戒心
    周囲の出来事や人に対して常に緊張を感じる状態が続く。
  3. 感情の鈍麻
    喜怒哀楽を感じにくくなり、孤立感が強まる。
  4. 悪夢や睡眠障害
    トラウマに関連する夢を何度も見る、あるいは眠れない日が続く。
  5. 回避行動
    トラウマに関連する場所や出来事、人を避けるようになる。

PTSDを引き起こす主な原因とリスク要因

PTSDは以下のような出来事や経験がきっかけで発症することがあります。

  • 重大な事故や災害
    交通事故や地震などの自然災害の被害者。
  • 戦争や暴力行為の被害
    戦争体験や家庭内暴力(DV)、性的暴力など。
  • 突然の喪失
    大切な人を失う経験。

トラウマとなる出来事は人によって異なり、それに対する感情の反応も個人差があります。

PTSDの治療方法

PTSDの治療では、以下のようなアプローチが用いられます。

  1. カウンセリング(心理療法)
    認知行動療法(CBT)は、トラウマ体験に対する認知や行動の見直しを支援します。
  2. 薬物療法
    抗うつ薬や抗不安薬が症状の緩和に役立つ場合があります。
  3. リラクゼーション法
    呼吸法やマインドフルネス瞑想は交感神経の興奮を抑える助けとなります。
  4. 訪問看護
    自宅でのケアを提供し、症状が重い場合でも適切なサポートが受けられます。

セルフケアの重要性と実践法

PTSDの回復にはセルフケアも大きな役割を果たします。以下の方法を取り入れてみてください。

  • 規則正しい生活習慣
    睡眠や食事のリズムを整えることで副交感神経が安定します。

  • リラックスできる時間を持つ
    ヨガや軽い運動、アロマテラピーなどを活用しましょう。

  • ジャーナリング(出来事の記録)
    自分の体験や感情を紙に書き出し、整理する習慣を持つ。

  • 安心できる環境の確保
    トラウマ体験を思い出させる要素を避け、安全な空間を作ることが大切です。

PTSDとうつ病や他の精神疾患との関係

PTSDはうつ病や不安障害、統合失調症など他の精神疾患と深い関連性があります。トラウマ体験によるストレスが交感神経の過剰反応を引き起こし、これらの疾患を併発するリスクが高まります。

訪問看護の有用性

訪問看護は、PTSD患者やその家族にとって非常に有益です。日常生活の中で症状管理のアドバイスを受けたり、リラクゼーション法を学ぶことで、生活の質を向上させる支援を受けられます。

PTSDの診断やセルフケアの具体的な方法、治療選択肢を知ることは、トラウマ体験からの回復への第一歩です。適切な診断と治療、そして周囲の支援を得ることで、日常生活を取り戻すことが可能です。

まとめ

PTSDの診断テストやセルフケアについて詳しく理解することは、トラウマ体験を乗り越えるための重要なステップです。自分に必要な支援を選び、専門家の力を借りながら、回復に向けて進みましょう。

 

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