睡眠薬を飲んでも眠れない原因とは?具体的な対処法も解説
2025.02.03「不眠症だと診断され睡眠薬を飲んでいるが、なかなか眠れない」と悩んでいませんか。
不眠が続くと、心身の疲労が溜まり、日常生活にも大きな影響を与えかねません。
実は、睡眠薬が効かない背景には、いくつかの原因が隠されています。
本記事では、睡眠薬を飲んでも眠れない理由やその対処法を解説します。
夜眠れずに日常生活に支障をきたしている方は、ぜひ参考にしてください。
睡眠薬を飲んでも眠れない4つの原因
睡眠薬を飲んでも眠れない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、その代表的な4つの原因を解説します。
不眠のタイプに合わない薬を服用している
不眠には以下3つのタイプがあります。
・入眠障害:寝つきが悪い
・中途覚醒:眠りが浅く、何度も目が覚める
・早朝覚醒:朝早く目覚めて二度寝ができない
睡眠薬はタイプに合わせて処方されます。
そのため、睡眠薬を飲んでも眠れないのは不眠のタイプに合っていないからかもしれません。
医師に睡眠薬が効かないことを相談し、不眠のタイプに合った薬を処方してもらいましょう。
自律神経が乱れている
自律神経の乱れも、睡眠薬が効かない原因の1つです。
自律神経は、体のリズムを整える役割を担っており、以下のような要因でバランスが崩れると、眠りにつきにくくなります。
・昼夜逆転生活や暴飲暴食などによる生活習慣の乱れ
・ストレス
・別の疾患 など
たとえば、ストレスが原因で交感神経が優位になり続けると、体がリラックスできず、睡眠薬の効果を十分に得られなくなります。
リラクゼーション法や規則正しい生活習慣を取り入れ、自律神経を整えることが大切です。
睡眠薬を飲むタイミングが適切でない
睡眠薬を早く飲んでしまうと、効果が出にくくなるケースがあります。
睡眠薬の効果が現れるのは、飲んでから10分〜60分です。
その間に眠る準備ができていないまたは眠るまで時間があるのに飲んでしまうと、なかなか寝付けないという状況になります。
眠りにつく時間から逆算して飲むようにしましょう。
不眠の原因が別の疾患である
睡眠薬を飲んでも効果がない場合、その原因が不眠以外の疾患にある可能性も考えられます。
以下のような疾患が原因で睡眠障害になっている場合、それぞれの疾患に対する治療法があり、通常の睡眠薬では効果が得られない。
・睡眠時無呼吸症候群
・周期性四肢運動障害
・うつ病
・レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)
睡眠薬を飲んでも眠れない場合は、別の疾患の可能性がないか医師に診てもらいましょう。
睡眠薬を飲んでも眠れないときの対処法
睡眠薬を飲んでも眠れないときは、以下の対処法を試してみてください。
・就寝・起床時間を一定にする
・「〇時に寝る」「〇時間眠る」など睡眠時間にこだわらない
・外に出て太陽の光を浴びる
・午後に軽めの運動をする
・自分に合ったストレス解消法を見つけて実施する
・読書や半身浴など寝る前にリラックスタイムをとる
・寝酒をしない
・自分に合った寝具にして快適な寝室にする
薬だけに頼るのではなく、自分が安心して眠れる環境を作ってみましょう。
睡眠に関する悩みがある場合は精神科訪問看護の利用も検討してみて
睡眠薬を飲んでも眠れない原因が精神疾患だった場合、精神科訪問看護を利用するのも選択肢の1つです。
精神科訪問看護はかかりつけ医が必要と判断した場合に利用できます。
不眠を改善するために生活習慣の見直しや服薬管理などのサポートが受けられます。
不眠で悩み日常生活に支障をきたしているけど自分だけでは改善が難しい方は、訪問看護ステーションラララへお気軽にご相談ください。
利用者さまの不安や困りごとに合わせたケアを提供し、希望する生活が送れるようサポートいたします。