クルミのアトリエ クルミのアトリエ TOPへもどる

子育ての不安を感じるのは普通のこと。不安の原因と軽減するための方法・相談先を解説!

2025.03.31

子育ての不安を解消する方法子育て中に不安を感じるのは当たり前?その背景とは

子育てはかけがえのない喜びをもたらす反面、不安や悩みがつきまとうものでもあります。「自分だけが不安なのでは…」と心配になることもありますが、決して特別なことではありません。

文部科学省の調査によると、日本の子育て中の女性の約8割が何らかの不安を抱えていることが明らかになっています。これは、子育てという重要な役割を担う中で、母親や父親としての責任や負担を感じるからこそ起こる自然な反応とも言えるでしょう。

ここでは、なぜ子育て中に不安を感じるのか、その原因や背景、そして具体的な解消方法について詳しく解説していきます。


子育ての不安を引き起こす主な原因とは?

子育てに不安を抱く理由は人それぞれですが、共通する要因がいくつかあります。ここでは代表的な原因についてご紹介します。

1. 子どもへの接し方がわからない

赤ちゃんや乳幼児と向き合う中で、「この対応で合っているのか?」「どう言葉がけすればいいのか?」と戸惑うことは多々あります。

子どもの成長や発達には個人差があり、その都度対応を変えていく必要があります。そのため、「マニュアル通りにいかない育児」に不安を感じてしまうのは自然なことです。

また、感情や行動が予測しにくい乳幼児にどう向き合えば良いか迷うことも、育児ストレスの一因となります。

2. 家族やパートナーの協力不足

育児と家事をすべてお母さんが一人で担っている「ワンオペ育児」の状況では、身体的にも精神的にも疲労が蓄積しやすくなります。

パパや両親の協力が得られず、日々の負担が重なっていくと、心の余裕を持つことが難しくなってしまいます。特に産後間もない時期や、夜間の授乳が続く期間は、心身ともに非常に不安定になりやすいため、周囲の支援が欠かせません。

3. 経済的な不安

育児には予想以上にお金がかかります。出産費用、保育園や保育所の利用料、教育費、食費、衣服代、医療費など、子どもが成長する過程で必要な費用は決して少なくありません。

とくに、家庭の収入が限られていたり、母親が産休や育休で収入が減っていたりすると、「これからやっていけるのか」という経済的な不安に直面します。

4. 社会とのつながりが希薄になる

育児に追われ、友人と会う時間が取れなかったり、仕事から離れたりすることで、社会とのつながりが薄くなっていくと感じる人も少なくありません。

外部との関係が減ると、自分だけが孤立しているような感覚に陥り、不安やストレスがさらに増してしまいます。

5. 子どもの発達や健康への心配

「うちの子の発達は大丈夫かな?」「言葉が遅いのでは?」といった心配も、子育て中によくある不安です。

他の子と比べてしまい、自分の子どもの発達状況に疑問を持ったり、医師や保育士に相談すべきか悩んだりするケースもあります。


不安が強すぎると「産後うつ」や精神的な不調に繋がることも

子育てに対する不安が大きすぎると、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。

特に、産後数週間〜数ヵ月はホルモンバランスの乱れや生活環境の変化により、感情のコントロールが難しくなる時期です。この時期に不安が重なると、「産後うつ」や「不安障害」といった精神的な疾患に発展することもあります。

感情が不安定になったり、気分が落ち込みやすくなったり、「子どもと向き合えない」と感じてしまう場合は、無理をせず専門家に相談することが大切です。


子育ての不安を軽減するための具体的な方法

子育てに不安を抱えているのはあなただけではありません。ここでは、不安を少しでも軽くするために実践できる方法をご紹介します。

1. 誰かに相談する

不安や悩みを一人で抱え込まないことが何よりも重要です。夫婦でしっかり話し合ったり、両親や友人に相談したりすることで、気持ちが軽くなることがあります。

相談相手がいない場合は、子育て支援センターや保健師、精神科医、カウンセラーなど、専門家に話を聞いてもらうのも選択肢のひとつです。

2. 自治体や国の支援サービスを活用する

国や自治体は、子育て世代を支えるための多様な支援制度を提供しています。たとえば:

  • 児童手当や医療費助成
  • 保育園・保育所の案内や利用申請
  • 家事や育児支援サービス
  • 無料または低額で利用できる相談窓口

各地域の「子ども家庭支援課」や「保育課」などの窓口で、今使える支援を教えてもらうことができます。

▶︎こども家庭庁による支援制度情報はこちら

3. 医療機関で専門的なサポートを受ける

「日常生活に支障が出ている」「自分の感情がコントロールできない」といった場合には、医師や精神科医の診察を受けましょう。

早めの対応で、心のケアを受けることができ、子育てに前向きな気持ちで取り組めるようになることもあります。

外出が難しい場合は、訪問看護サービスを利用して、自宅で専門家からの支援を受けることも可能です。


子育ての不安を乗り越えるには「頼ること」が鍵

子育てはママやパパだけで完璧にこなす必要はありません。むしろ、周囲の協力を得たり、適切な支援にアクセスすることが、子どもにとっても親にとってもプラスに働きます。

不安を抱え込まず、話す・頼る・相談する——この繰り返しが、不安な気持ちを少しずつ和らげてくれるはずです。


まとめ|子育ての不安を感じることは自然なこと。まずは一歩踏み出してみよう

子育てに不安を感じるのは、多くの親が経験していることです。育児は完璧を求めすぎず、時には立ち止まりながら「今できること」を積み重ねていくことが大切です。

相談できる相手が身近にいないときは、地域のサービスや専門家、医療機関など、外部の力を借りることも有効です。

あなたとお子さん、家族が安心して日々を送れるように、少しずつ環境を整えていきましょう。疲れたときは休む勇気も大切にしてくださいね。

在宅医療、精神科訪問看護に興味のある方は、ぜひ『訪問看護ステーションラララ』にお問い合わせください。

 

産後に関連するラララの記事はこちら

▶︎産後うつが治るきっかけとは?症状の乗り越え方と回復のポイントを解説

▶︎産後に眠れない原因と対策は?睡眠不足が引き起こすリスクと解決法を徹底解説

▶︎産後うつに夫ができることとは?パートナーとして支える方法と今すぐ始められる支援

お問い合わせ・
採用Contact/Recruit

ご質問や不安なこと、
お気軽にお問い合わせください。

ご質問や医療関係者の方、
「突然相談するのは不安」という方も、
まずはお気軽にお問い合わせください。

私たちと一緒に
働きませんか?

雇用形態も柔軟に対応します。
福利厚生も充実!
ご応募お待ちしております。

お電話でのお問い合わせお電話でのお問い合わせ

81-06-6105-1756