うつ病で休職するときの流れは?休職中の過ごし方や復職するときの注意点も解説
2025.04.24うつ病の症状がつらく、仕事を続けるのが難しいと感じても、「休職するにはどうしたらいいの?」「復職できるのか不安」と悩んでいる方もいるでしょう。
正しい手順を踏んで休職すれば、しっかり心と体を休められるでしょう。
本記事では、うつ病で休職するときの流れや休職中の過ごし方、復職の際の注意点を解説します。
うつ病で休職しようと考えている方や休職中の方は、ぜひ参考にしてください。
うつ病で休職するときの流れ
うつ病で休職するにはどうすればよいか分からない方もいるでしょう。
ここでは、うつ病で休職するときの流れを解説します。
医療機関を受診して診断書をもらう
うつ病での休職には、「就業が困難である」という内容が明記された診断書が必要です。
そのため、心療内科や精神科を受診して診断書を書いてもらいましょう。
診断書の作成には日数がかかる場合もあるため、早めに準備を始めましょう。
産業医がいる場合は、産業医に記載してもらうまたは相談して専門機関を紹介してもらうのも選択肢の1つです。
会社の就業規則で休職制度を確認する
休職制度は法律ではなく、会社ごとのルールによって決められています。
そのため、自分の勤め先に休職制度があるかどうか、どのような条件で使えるのかを確認する必要があります。
以下の項目は確認しておきましょう。
・休職可能な期間
・休職中の給料や手当
・休職中の連絡方法
・復職するための条件や流れ
これらを確認せずに休職すると、「給料はどうなっているんだっけ」「誰に連絡すればいいのかな」と仕事のことを気にしてしっかり休めないかもしれません。
心と体を休めるためにも、事前に確認しておきましょう。
休職手続きをする
診断書を取得し就業規則を確認したら、正式に休職の手続きを行います。
手続きでは、必要な書類をそろえて提出するのが基本です。
人事や総務などの担当部署が窓口になる場合が多いですが、会社によって異なるため確認しておきましょう。
うつ病で休職しているときの過ごし方
うつ病で休職すると、罪悪感に襲われてしまいゆっくり休めない方もいるかもしれません。
しかし、うつ病で休職しているときは無理に何かをしようとせず、以下のような過ごし方を心がけましょう。
・心と体をゆっくり休ませる
・起床、食事、就寝など生活のリズムを整える
・気分が安定してきたら散歩など軽い運動を取り入れる
・無理のない範囲で掃除や片付けなど簡単な行動から始める
焦らず自分のペースで進めていきましょう。
うつ病で休職している方が復職するときの注意点
うつ病による休職から復職する際は、以下に注意しましょう。
・復職の判断は自分でしない
・自己判断で治療を中断しない
・復職後も無理をせず、体調の変化に注意する
・「がんばりすぎ」や「結果を出さなきゃ」という思い込みを手放す
・ストレスと上手に付き合いながら、必要に応じてサポートを受ける
復職後は予想以上に緊張や疲労を感じる可能性があります。
再発を防ぐためにも、自分を追い込みすぎず、継続して治療とサポートを受けながら過ごしましょう。
うつ病での休職から復職するのが不安な場合は訪問看護の利用がおすすめ
うつ病で休職するときは、診断書の準備や就業規則の確認など、正しい手続きを踏むことが大切です。
休職中は心と体をしっかり休め、生活リズムを整えながら少しずつ回復を目指しましょう。
復職に向けて不安を感じる方や、誰かに話を聞いてほしいと思う方には、訪問看護の利用もおすすめです。
訪問看護ステーションラララは、利用者さまの不安や困りごとに合ったサービスを提供しています。
社会復帰のための支援も実施しているので、ぜひお気軽にこちらからご相談ください。