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自律神経失調症とうつ病の違いとは?症状や診断基準、対処法を解説

2025.07.04 精神科訪問看護とは

最近、気分が落ち込んだり、眠れなかったりと不調が続き、自律神経失調症かうつ病かもと不安に感じている方もいるでしょう。
自律神経失調症とうつ病は、どちらも心身に影響を与えるため、違いがわかりにくいと感じる方が多い傾向にあります。

本記事では、自律神経失調症とうつ病の違いや診断基準、対処法を解説します。

自律神経失調症とうつ病の違いが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。


自律神経失調症とうつ病の違いは?

自律神経失調症とうつ病は、どちらも疲れやすさや気分の落ち込みといった共通の症状があるため、違いがわかりづらいと感じる方が多いです。
しかし、それぞれ原因や症状が異なります。

ここでは、自律神経失調症とうつ病の違いを解説します。


自律神経失調症

自律神経失調症は、ストレスや生活リズムの乱れなどによって、自律神経の働きが崩れたときに起きる心身の不調です。

特徴的なのは、検査で異常が見つからないのに、めまいや動悸、しびれ、胃腸の不調などが続くことです。
また、イライラや不安、不眠といった精神的な症状も重なります。

うつ病が精神的な症状が主に現れるのに対し、自律神経失調症は耳鳴りやほてりなど身体的な症状がメインで現れるケースがあるという違いがあります。



参照:日本臨床内科医会「自律神経失調症」


うつ病

うつ病は、気分の落ち込みややる気の低下が長期間続く精神疾患です。

ストレスや環境の変化、遺伝的な傾向などが重なると発症すると考えられています。

抑うつ感や無気力に加え、集中力が落ちたり、自分を責める気持ちが強くなったりします。
また、眠れない、食欲がないといった体の不調も現れますが、症状の中心は精神面です。

自律神経失調症と異なり、絶望感や生きる気力の喪失などが強く現れやすく、早めに専門機関を受診することが大切です。



参照:厚生労働省「うつ病|こころの病気について知る」

自律神経失調症とうつ病の診断基準

自律神経失調症には、明確な検査や診断基準が存在しません。
医師は他の病気の可能性を除外し、症状の経過や生活背景から総合的に判断します。

一方、うつ病には「DSM-5」や「ICD-10」といった国際的な診断基準があり、精神科医が一定の症状が2週間以上続いているかなどを確認して診断します。

つまり、自律神経失調症はあくまで症状の状態を示す言葉であり、うつ病は医学的に分類された精神疾患である点が大きな違いです。


自律神経失調症かうつ病かもと思ったときの対処法

自律神経失調症かうつ病かもと感じたら、早めに医療機関を受診するのが重要です。

自律神経失調症の場合、症状によって受診する科を選びましょう。
身体の症状が中心なら、まずは内科で検査を受け、異常が見つからなければ心療内科や精神科を検討するとよいでしょう。

反対に気分の落ち込みや意欲の低下が続くなら、うつ病の可能性があるため最初から精神科や心療内科への相談が適切です。

どちらも自律神経失調症もうつ病も症状が長引くと回復までに時間がかかるため、放置せず早期に専門医へ相談することが大切です。


自律神経失調症かうつ病を疑ったら早めに受診しよう

自律神経失調症とうつ病は、似たような不調が現れるものの、原因や診断の仕方に違いがあります。
判断に迷うときは、身体症状と精神症状のどちらが強いかを目安に、適切な診療科を受診するのが大切です。
早めに専門医に相談すれば、症状の悪化防止につながります。

また、通院だけの治療に不安を抱えている場合には、訪問看護の利用も検討してみてください。

訪問看護ステーションラララは、医師の指示(指示書)のもと、利用者さまの不安や困りごとに合わせた支援を提供しています。
不安を1人で抱え込まず、こちらからお気軽にご相談ください。

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