大人の発達障害を相談できる病院は?探し方も解説
2025.02.03子どもの頃は特に問題視されなかったものの、大人になってから環境の変化により、自分の特性に気づくケースは少なくありません。
発達障害は生まれつきのものですが、大人になってから診断を受ける方も増えています。
本記事では、大人の発達障害の特徴や相談できる病院の探し方などを解説します。
生きづらさを感じている方や、自分に合った対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
大人になってから発達障害に気づくことはある?
発達障害は生まれつき持っているもので、大人になってから発症するわけではありません。
発達障害の特性は子どものころから出ていますが、子どものころは問題視されることがなく、大人になって環境が変わることで発達障害に気づくケースがあります。
以下のような症状があり、仕事や人間関係がうまくいかない場合は発達障害かもしれません。
・コミュニケーションがとれない
・空気が読めない
・忘れ物が多い
・遅刻してしまう
・あいまいな指示がわからない
・スケジュールが把握できない など
これらの症状で、周りから責められたり、自己否定してしまったりして、うつ病や適応障害などを発症するケースも多いのが、大人の発達障害の特徴です。
参照:政府広報オンライン「大人になって気づく発達障害 ひとりで悩まず専門相談窓口に相談を!」
大人の発達障害はどんな病院で相談できる?
大人の発達障害は、精神科または心療内科のある病院で相談できます。
精神科や心療内科でも、病院によっては発達障害の診療をしていない場合もあるため、受診する前にホームページか電話で確認しましょう。
精神科
精神科は、心の病気や障害を専門としています。
イライラや不眠、自殺願望、食欲不振などの心の症状が現れた場合は精神科が適しています。
心療内科
心の問題によって頭痛や動悸、吐き気などの身体症状が起こる心身症の場合は、心療内科が適しています。
体の不調があるにもかかわらず、内科では原因が判明しなかったときは心療内科の受診をおすすめします。
大人の発達障害の相談ができる病院の探し方
周りの人のようにうまく仕事ができない、人間関係がうまくいかないなどの悩みがあり、「発達障害なのかも」と思ったら、相談窓口や病院へ相談しましょう。
発達障害の相談ができる病院はネットで「地域名 精神科」または「地域名 心療内科」で検索すると出てきます。
また、自治体によっては発達障害の相談ができる医療機関一覧を公開しています。
自分で調べてもどの病院がよいか分からなかった場合は、自治体のホームページを確認してみましょう。
人によっては信頼できる医師に出会うまでに時間がかかる場合があります。
最初に行った病院で治療をしていかなければいけないわけではないため、信頼できないなと感じたら別の病院を探すのも1つの方法です。
病院で診てもらい自分の特性に合った行動や支援を受けられれば、少しずつ社会生活がスムーズに送れるようになるかもしれません。
1人で抱え込まず、専門家に相談しましょう。
参照:東京都「発達障害 2 支援機関・医療機関の情報」
大人の発達障害と診断されたら精神科訪問看護の利用も視野に入れよう
発達障害は生まれつき持っているものですが、大人になって環境が変わることで発達障害の特性が目立つようになり、初めて気づくことがあります。
仕事や人間関係がうまくいかず発達障害かもと思ったら、病院を受診しましょう。自分に合った仕事の仕方や支援を受けられるようになり、生きやすくなる可能性があります。
大人の発達障害の症状で日常生活に支障をきたし、医師が精神科訪問看護が必要だと判断した場合は、精神科訪問看護が利用できます。
精神科訪問看護は、病院に通わず自宅で希望の生活が送れるように支援してくれるサービスです。
訪問看護ステーションラララでは、医療機関や行政と連携して利用者さまがよりよい生活を送れるように支援します。
発達障害で日常生活がうまく送れず悩んでいる方は、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。