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過敏性腸症候群(IBS)とは?症状や原因、セルフチェック・心の病気との関係性も解説

2025.07.29 精神科訪問看護とは

「よくお腹の調子が良くなったり悪くなったりする」「緊張する場面になるとお腹の調子が悪くなる」という方は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性があるかもしれません。

過敏性腸症候群はIBSとも呼ばれ、消化器自体に大きな異常がないにもかかわらず、下痢や便秘を繰り返す病気です。

またその症状は精神的な不調や不安が影響するとも考えられています。

本記事では過敏性腸症候群(IBS)の症状や原因、セルフチェック項目に加えて、心の病気との関係性も解説します。

過敏性腸症候群ではないかと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。


過敏性腸症候群(IBS)とは?症状や診断基準

過敏性腸症候群(IBS)は、消化器に異常がないものの下痢や便秘を繰り返す病気です。

症状は人によってさまざまで腹部の張りやガス、下腹部痛や下痢、便秘などがあります。

過敏性腸症候群(IBS)には分類があり、これは症状によって下記のように分類されます。

・下痢型
・便秘型
・混合型
・分類不能型

過敏性腸症候群(IBS)の診断基準は「過去3か月間に少なくとも週1回の頻度で腹痛がみられ、排便に関連した痛みがあり痛みが排便回数や便の硬さと連動している」というものです。

この点から過敏性腸症候群(IBS)は長期的に悩みを抱えやすく、さらに20~40歳代など50歳未満の働き盛りの年代にみられやすい点から、日常生活に影響を及ぼす方も少なくありません。

参照:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』「過敏性腸症候群」
参照:MSDマニュアル「過敏性腸症候群(IBS)」


過敏性腸症候群(IBS)の原因

過敏性腸症候群(IBS)の原因は医学的に明らかではないものの、いくつかの原因は可能性として考えられています。

例えば、高カロリー食や脂質の多い食事を摂取し続けているのは、過敏性腸症候群の原因となりやすいと考えられており、他にもコーヒーやチョコレート、小麦や乳製品などが症状を悪化させると考えられています。

さらに、胃腸炎になったのをきっかけに過敏性腸症候群(IBS)が発症するケースもみられており、何らかのきっかけを原因として胃腸の不調に敏感になる可能性があるといえるでしょう。

過敏性腸症候群(IBS)と心の病気との関係性

過敏性腸症候群(IBS)は、緊張感が高まっている時や、不安が強い時に症状が強くみられるケースも少なくありません。

過敏性腸症候群(IBS)は不安や抑うつ、恐怖感などによって発作的に症状がみられたり、症状が悪化したりする可能性があります。

不安障害やパニック障害、抑うつが生じやすいうつ病や双極性障害などの気分障害などは、感情的な変化が生じやすく、過敏性腸症候群(IBS)のきっかけや症状の悪化につながるケースは少なくないでしょう。

また過敏性腸症候群(IBS)の症状に対する恐怖で、日常生活や社会生活に支障が出て、さらに精神疾患が悪化するケースもみられるため、精神的な病気を抱える方にとっても大きな悩みとなりやすい病気です。


過敏性腸症候群(IBS)のセルフチェック

過敏性腸症候群(IBS)なのではないかと悩んでいる方は、以下の5つのセルフチェック項目を確認してみてください。
ただし正しい診断は医師によって行われるもののため、当てはまる方はクリニックや病院への受診をおすすめします。

・3か月以上、週に一度はお腹の不調に悩み続けている
・緊張したり不安が強くなったりするとお腹の調子が悪くなる
・頻回にお腹を下したり便秘をしやすい
・排便をすると痛みが和らぐが残便感がある
・排便の回数やタイミングがバラバラ

上記に当てはまる方は過敏性腸症候群(IBS)の可能性が考えられますが、病院でその他の消化器の病気や、精神疾患との鑑別を受ける必要があります。


過敏性腸症候群(IBS)に悩む方は心の病気の可能性も|お腹の不調に悩む方は精神科受診や訪問看護の利用も検討して

本記事では過敏性腸症候群(IBS)について解説しました。

過敏性腸症候群(IBS)は心の病気との関連性も高い病気です。過敏性腸症候群(IBS)のみの治療だけではなく、精神的な症状への治療をすると、お腹の不調の改善が期待できる場合があります。

お腹の不調や精神的な不調が気になる方は、精神科への受診も検討してみてください。

もし過敏性腸症候群(IBS)を理由に日常生活や社会生活に支障が見られていたり、抑うつや不安へつながっていたりする場合は訪問看護の利用もおすすめです。

訪問看護ではその不安に寄り添いながら、今後の生活について一緒に考えていくことができます。

なかなか外出できず、在宅でも支援を受けたいと考えている方は、お気軽に訪問看護ステーションラララへご相談ください。

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