看護師は何年目で転職するのがベスト?経験年数別のメリット・デメリットを解説
2025.02.03看護師としての転職を考える際、何年目で転職するのが適切なのか迷う方は多いでしょう。
転職の適切なタイミングは人によって異なり、経験年数によって得られるメリットや直面するデメリットも変わります。
本記事では、経験年数ごとに転職のメリット・デメリットを解説します。
自身の状況と照らし合わせながら、適切な転職時期を見極める参考にしてください。
看護師は何年目で転職している?
日本医療労働組合連合会が看護師3万5,933人を対象に2022年に実施した調査によると、看護師の勤続年数は、以下の通りでした。
経験年数 | 割合 |
1年未満 | 5.9% |
1~3年未満 | 14.6% |
3~5年未満 | 12.3% |
5~10年未満 | 19.4% |
10~15年未満 | 15.9% |
15~20年未満 | 10.6% |
20~25年未満 | 8.8% |
25~30年未満 | 5.8% |
30年以上 | 6.7% |
5〜10年未満の割合が1番多く、10年未満で転職する看護師の方が多いといえます。
【経験年数別】転職するメリット・デメリット
看護師の方は、経験年数によって転職するメリット・デメリットが異なります。
ここでは、経験年数別に転職するメリット・デメリットを解説します。
1年目
1年目は、新卒であり転職する際は第二新卒に該当します。
1年目が転職するメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・経験や知識が浅いため教育や指導がしやすい
・長期的に勤務してくれる人は重宝される
・職場環境の改善が期待できる
<デメリット>
・即戦力とならないため転職先が狭まる
・またすぐに転職するのではないかと思われてしまう可能性がある
1年目は基礎的な知識や技術を学ぶ重要な時期のため、そういった教育や指導が充実している転職先を探すとよいでしょう。
2年目
基礎的なスキルを身につけつつ、若手として活躍できるのが2年目です。
2年目の看護師の方が転職するメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・若いため体力面で期待される
・1年目よりも基礎は身についているため希望の分野に転職できる可能性が高くなる
<デメリット>
・基礎は身についているが即戦力にはならない場合がある
専門的なスキルや経験が十分とはいえないため、即戦力として期待される環境よりも教育面が充実している環境を選んだ方がよいかもしれません。
3年目
3年目は、研修や経験を積み、ようやく新人の枠から抜け出せる年数といえるでしょう。
3年目で転職するメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・即戦力としてみなされる
・転職先の選択肢が増える
<デメリット>
・専門性はまだ不足している
一定の経験を積み転職先の選択肢が増えるため、自分が考えているキャリアが実現できそうな環境に踏み出してみてもよい時期といえます。
4~5年目
中堅の立場になる4〜5年目の看護師の方が転職するメリット・デメリットは、以下の通りです。
<メリット>
・教育係として重宝される
・現場のリーダーとして期待できる
・給与や待遇面など希望に合った転職先が見つけやすい
<デメリット>
・前職のやり方や自分の仕事の仕方とのギャップが生じてやりにくさを覚える可能性がある
転職先の選択肢が増えるため、リサーチを怠らず、条件が希望に合っている、ご自身のキャリアプランが叶いそうな転職先を選ぶことが重要です。
6年目以降
6年目以降は、教育者や責任者としてチームを引っ張る立場になります。
6年目以降に転職するメリット・デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・主任や管理職など役職候補として活躍できる
・キャリアアップが期待できる職場を見つけやすい
<デメリット>
・年齢を重ねると体力面の不安が現れ始める
体力面と相談しながら、将来のキャリアプランを意識して転職することが大切です。
看護師の転職として訪問看護師という選択肢もある
病院で働く看護師の方は多いですが、病院以外にもさまざまな転職先があります。
その1つが、訪問看護ステーションです。
訪問看護は、利用者さまの自宅に訪問し看護ケアを提供します。
中でも精神疾患を抱える方を対象とする精神科訪問看護は、自分の関わり方や言葉で利用者さまが改善したり、1人1人とじっくり関わる中で利用者さまの社会復帰に貢献できたりと、とてもやりがいのある仕事です。
精神科訪問看護に興味のある方は、訪問看護ステーションラララをご検討ください。
訪問看護ステーションラララは、利用者さまを第一に考えて訪問できる体制・制度が整っており、かつスタッフ同士のコミュニケーションもしやすい職場です。
経験問わず募集しているので経験年数は気にせず、お気軽にこちらにお問い合わせください。