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強迫性障害は治る?代表的な症状と治し方を解説

2025.03.09

強迫性障害は、強い不安やこだわりが原因で日常生活に支障をきたす病気です。
しかし、適切な治療を受けることで症状を軽減することが可能です。

本記事では、強迫性障害の症状や治療法について詳しく解説します。
強迫性障害に悩んでいる方や、身近な人がこの症状に苦しんでいる場合は、ぜひ参考にしてください。

強迫性障害とは

強迫性障害とは、強いこだわりや不安によって日常生活に支障をきたす病気のことです。

玄関の鍵を閉めたか不安になったり、火を消し忘れていないか確認しに帰ったりした経験がある方もいるでしょう。

このような不安が1回確認すればなくなる場合は、強迫性障害ではないといえます
しかし、何度も確認せずにはいられない状態だと強迫性障害の可能性が高いです。

強迫性障害の症状

強迫性障害には、主に強迫観念と強迫行為の症状があります。

強迫観念は、その内容がおかしいと分かっていてもその考えが頭から離れない症状です。
強迫行為は、強い不安によって起こる行為のことで、やりすぎだと分かっていてもやめられません。

代表的な強迫観念と強迫行為は、以下のとおりです。

強迫観念 強迫行為
不潔恐怖と洗浄 ・汚れやウイルス感染の恐怖が強い

・手洗いや入浴を繰り返す

・汚いものが触れない

加害恐怖 ・誰かに危害をくわえたかもしれないという不安になる

・テレビで報道されていないか確認する

確認行為 ・戸締りや電気のスイッチなど何度も確認する
儀式行為 ・自分の決めた手順を守らないと恐ろしいことが起こると不安になる

・すべて同じ方法でやらないといけない

数字へのこだわり ・不吉な数字、縁起の良い数字に異常なこだわりがある
物の配置や対称性などへのこだわり ・物が一定の位置にないと不安になる

このような症状によって、日常生活に支障をきたしたり、家族や友人など周りの人が困っていたりした場合は、医療機関を受診して治療した方がよいでしょう。

参照:こころの情報サイト「強迫性障害」

強迫性障害の治し方

強迫性障害は治療をすれば症状を軽減できる病気です。

強迫性障害の治し方は2つあり、それを組み合わせて治療していきます。
ここでは、2つの治療法を解説します。

認知行動療法

強迫性障害の治療では、認知行動療法の1つである「曝露反応妨害法」を実施します。

曝露反応妨害法は、強迫観念の不安に向き合い、強迫行為を我慢するという行動療法です。

不潔恐怖がある患者さまの曝露反応妨害法は、汚いと思うもののレベル分けをして、レベルが低いものから触って、手を洗わずに過ごします。
手を洗わなくても過ごせるようになったら、次のレベルにうつるというように徐々に我慢できるものを増やしていきます。

強迫観念が現れるものから逃げない、かつ強迫行為を繰り返さないことを身につけることで、徐々に症状が改善していくのです。

薬による治療

強迫性障害の治療では、抗うつ薬の1つであるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)が使われることが多いです。

抗うつ薬ですが、強迫性障害の不安や不快感を和らげる効果が期待できます。

服用し始めてすぐに効果がでるわけではないため、毎日継続して服用することが重要です。
効果が出ないからといって、自己判断で中断したり、量を増やしたりせず医師の指示に従って服用しましょう。

訪問看護を利用しながら強迫性障害の治療を進めるのも1つの方法

強迫性障害は、強迫観念や強迫行為によって日常生活に支障をきたす病気ですが、治療をすれば改善が可能です。

そのため、早めに医療機関を受診し、自分に合った治療を受けましょう。

しかし、治療をしていても日常生活に支障をきたしてしまい不安になることもあるでしょう。
そんなときは、精神科訪問看護の利用を検討してみてください。

精神科訪問看護は、看護師が自宅を訪問し利用者さまの病気や困りごとに合わせた看護を提供するサービスです。

訪問看護ステーションラララでは、薬の管理や治療のサポートをはじめ、利用者さまが望む生活を送れるよう支援いたします。

ぜひ、こちらからお気軽にご相談ください。

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