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産後うつの治療法|授乳中の治療方法と訪問看護による支援とは

2025.08.28 精神科訪問看護とは

産後に気分の落ち込みが続くと「もしかして産後うつ?」「病院に行った方がいいの?」と迷ってしまうかもしれません。

産後うつは症状やライフスタイルに合わせた方法で治療できる病気であり、早めの受診が大切です。

また、日常の育児や生活が不安な方には、訪問看護という選択肢があります。

この記事では、産後うつの治療法や授乳中でも安心できる薬の選択肢、訪問看護の活用方法についてご紹介します。

ご自身やご家族のために、心身を整える一歩としてお役立ていただければ幸いです。


産後うつは治療できる病気

産後うつは適切な治療で回復を目指せる病気です。

とくに早い段階で治療を始めるほど、改善がスムーズになるといわれています。
憂うつな気持ちが2週間以上続き、家事や育児を楽しめないときは早めに医療機関を受診しましょう。

産後うつが治るきっかけについて知りたいときは、こちらの記事をご覧ください。

参照:厚生労働省「 こころの耳 3 うつ病の治療と予後」


産後うつの治療法

産後うつの治療法として、以下が挙げられます。


薬物治療

産後うつの治療は、薬物治療が基本の選択肢です。

気分の落ち込みや不安などの症状に対し、脳内の神経伝達物質のバランスを整える薬を使って回復を目指します。

抗うつ薬や抗不安薬などが使われますが、授乳中の方には赤ちゃんへの影響が少ない薬が選ばれるため、治療をあきらめる必要はありません。

受診の際には「授乳中なので赤ちゃんへの影響が心配」と伝え、安心して服用できる薬で治療を進めることが大切です。


心理療法

産後うつの治療には、心理療法も使われます。

とくに認知行動療法や対人関係療法は、気持ちの整理や行動の変化を促す代表的な方法です。

認知行動療法では「自分を責める」「物事を悪く考える」などの思考のクセに気づき、考え方を柔らかくしていきます。

対人関係療法では、夫や両親のような重要な他者との関係に焦点をあて、現在の気持ちや症状に与える影響を見直す治療です。

心理療法により自分の気持ちに気づくことで、楽な気持ちで育児と向き合う余裕が生まれるでしょう。


環境調整

周囲のサポートを得て育児や家事の負担を軽くすることは、産後うつの回復に欠かせません。

身近にできる環境調整の例としては、以下のようなものがあります。

・夫や両親に具体的な役割をお願いする
・一時保育や育児ボランティアなどの地域サービスを活用する

医師と相談しながら自分に必要なサポートを利用し、無理なく育児できる仕組みを作ることが大切です。

子育ての不安を軽減する方法を知りたいときは、こちらの記事をご覧ください。


授乳中は漢方での治療も可能

漢方薬は植物を中心とした自然由来の成分から作られ、授乳中にも医師の判断で処方される医薬品です。

ただ、母乳を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性がある漢方薬もあるため、自己判断での服用は避け医師に相談する必要があります。

抗うつ薬や抗不安薬に抵抗がある場合は「授乳中のため漢方薬を希望します」と伝えましょう。


産後うつで日常生活が不安なときは訪問看護に頼ろう

日常生活に不安があるときは、訪問看護という選択肢があります。

産後うつは病院で適切な治療をしながら、家事や育児などの日常生活の負担を軽減することが大切です。

訪問看護ステーションラララでは、精神科に対応した看護師がご自宅にうかがい、診察内容の振り返りや赤ちゃんのお世話への不安など、病院では伝えきれなかったことに丁寧に対応します。

孤独になりやすい育児中は、自宅で継続的な支援を受けることが回復への支えになるでしょう。

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