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精神科の病気に対する漢方の効果とは?特徴や飲み合わせも解説

2025.07.25 精神科訪問看護とは

うつ病や統合失調症など、精神科の病気に漢方が効くのか気になる方もいるでしょう。
抗精神病薬には抵抗があるものの、漢方なら飲みやすい方は、精神病に効く漢方について理解しておくのがおすすめです。

この記事では、精神科の病気に対する漢方の効果や特徴、飲み合わせなどを解説します。


精神科の病気に対する漢方薬の効果とは?

精神科では精神症状や身体症状を軽減するために漢方薬が処方される場合があります。

・眠れない
・イライラする
・落ち着かない
・疲れやすい
・強い不安を感じる
・やる気が起こらない
・考えがまとまらない
・気分の落ち込みや高揚を繰り返す 
・食欲が過度に減ったり増えたりする など

これらの症状に加え、うつ病や統合失調症など、特定の精神疾患に対して漢方薬を処方するケースも珍しくありません。

精神病の治療薬に対して抵抗のある方でも、漢方薬なら飲める場合があります。
精神症状に悩んでいるものの、治療薬を服用するのに抵抗がある方は、漢方薬の処方を希望するのもよいでしょう。


精神科で処方される漢方薬の種類

精神科で処方される漢方の種類を紹介します。



■漢方薬の種類と対象となる症状

簡方薬の種類 対象となる症状
補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 食欲不振、疲れやすさ
六君子湯(りっくんしとう) 食欲不振、疲れやすさ
加味帰脾湯(かみきひとう) 不眠症、精神不安、気分の変化
加味逍遥散(かみしょうようさん) 精神症状、精神不安、疲れやすさ
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 不眠症、イライラ、気分の変化
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 不安神経症、神経性の胃炎、不眠症
抑肝散(よくかんさん) 神経症、不眠症



上記の種類は一例であり、精神科や神経内科では、症状や個人の体質に合わせた漢方薬が処方されます。
医師と相談し、自分の精神状態や身体状況、現在出現している精神症状などに合う漢方薬を服用しましょう。


精神科の病気における漢方薬の特徴と注意点

精神病の症状を緩和するのに漢方薬を使用する場合、特徴や注意点を理解しておくのが大切です。
この章では、精神科で処方される漢方薬の特徴や注意点を解説します。


効果が現れるまで時間がかかる場合がある

漢方薬は即効性が期待できるものではないため、効果が出るまで時間がかかるケースが珍しくありません。

そのため、漢方薬を服用し始めてすぐの間は、イライラや不安などの精神症状が落ち着かない可能性があります。

漢方薬を服用して精神症状を落ち着けたいと考えている場合は、時間をかけて服用していく必要があることを理解しておきましょう。


飲み合わせに注意する必要がある

漢方薬を市販薬や他に処方されている薬と併用すると、しびれや脱力感などを伴う「偽アルドステロン症」などの副作用が生じる可能性があります。

そのため、漢方薬を飲むタイミングや、服用するために一度他の薬を中止するなどの注意点に気を配り、安全に服用するのが重要です。

医師と相談し、自分が今飲んでいる市販薬との飲み合わせを確認しましょう。



参照:厚生労働省/偽アルドステロン症


精神科の薬に抵抗があるなら漢方薬を処方してもらうのも手段の1つ

精神科では、治療薬以外に漢方薬を処方してもらうことも可能です。
精神症状がつらいと感じているものの、精神病薬を服用するのに抵抗がある方は、漢方薬から服用を開始してみるのもよいでしょう。

『訪問看護ステーションラララ』では、漢方薬を含む薬の管理や相談を受け付けています。
精神科で処方された漢方薬や治療薬の服用に関する悩みがある方は『こちら』から気軽にお問い合わせください。

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