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精神科での多職種連携とは?重要性と看護師の役割を解説

2025.08.02 精神科訪問看護とは

精神科では、医師や看護師、精神保健福祉士など、さまざまな職種が連携して支援にあたる多職種連携が欠かせません。

しかし、多職種連携で看護師がどのような役割を担っているか分からないという方もいるでしょう。

本記事では、精神科における多職種連携の重要性と看護師の具体的な役割を解説します。

精神科看護に関心のある方や訪問看護への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


精神科での多職種連携の重要性

精神疾患を抱えている方が安心して地域で生活を続けるためには、医療に加え、生活や社会参加に関する幅広い支援が求められます。
そのためには、多職種が連携した支援体制が必要です。

長期入院をしている方が地域で暮らすには、医療・福祉・介護・住宅支援などが一体となった「地域包括ケア」が重要です。
さらに、病状だけでなく、本人の意思や生活のしづらさに配慮した支援を行うには、「体の状態」「できること」「社会参加」の3つの視点で支援を整える必要があります。

こうした支援を実現するためには、医師だけでなく看護師や作業療法士、相談支援専門員など、さまざまな職種が協力して問題を解決する仕組みが欠かせません。
精神科における多職種連携は、本人に寄り添った支援を提供するための土台となるのです。

参照:厚生労働省「新たな地域精神保健医療体制のあり方分科会における論点整理(7月15日)の報告」


精神科の多職種連携における看護師の役割

精神科の多職種連携において看護師は重要な役割を果たします。
ここでは、看護師がどのような役割を担っているのか解説します。


患者さまの変化に気付ける

精神科の看護師は、患者さまにとって最も身近な存在であり、病状のわずかな変化に気づく大切な役割を担っています。

看護師は日々の生活をともにし、食事や睡眠、会話などを通して、ほかの職種には見えにくい部分まで把握しています。

たとえば「お腹が張っている」とは言えず、「ヘビがいる」と表現する患者さまに対して、言葉の背景を理解し身体や心の不調を読み取る必要があるケースもあります。

また、表情や言動の変化から再発や回復の兆しを見極め、早期支援につなげるのも看護師の大切な役割です。


食事や服薬などの日常支援を通して回復と自立をサポートする

看護師は、食事や服薬、入浴などの日常生活を支えながら、治療を生活の中で進められるようサポートしています。

たとえば、副作用があっても不安で話せない患者さまの気持ちに寄り添い、安心して治療を継続できるよう支援したり、自分の体調を感じ取り、他者に相談する力をつけていけるよう、日常の中で声かけや促しも行います。

このように、看護師は生活と治療の両面から患者さまを支え、再発予防と自立に向けた重要な支援を行っているのです。


患者さまとチームの橋渡し役として情報共有する

精神科の多職種連携において、看護師はチーム全体の橋渡し役として大きな役割を担っています。

看護師は日々の関わりから得た患者さまの情報をもとに、医師や精神保健福祉士などの他職種へ情報を共有します。
また、専門的な治療方針をわかりやすく患者さまに伝えたり、ほかの職種が関わりやすいタイミングを調整したりするのも、看護師の重要な役割です。

看護師の存在によって、患者さまの気持ちと専門職の支援がつながり、よりよい連携が実現します。
このように看護師は、患者さま中心のチーム医療を支える土台となっています。


精神科の多職種連携で看護師は重要な役割を担っている

精神科では、患者さまの心と生活を支えるために多職種による連携が欠かせません。
看護師はその中でも、患者さまに近い存在として、日常の変化に気づき、チーム全体をつなぐ重要な役割を担っています。

このような多職種連携の力は、病院だけでなく在宅療養を支える訪問看護の現場でも同様に必要です。

訪問看護ステーションラララでは、利用者さまが住み慣れた地域で希望する生活が送れるよう、多職種との密な連携体制が整っています。

精神科看護師として深く利用者さまと関わり、多職種と連携して支援していきたい方は、訪問看護ステーションラララへの転職をぜひご検討ください。

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