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PTSDの人にかける言葉とは?安心につながる接し方と避けたい言動

2026.02.25 精神科訪問看護とは

PTSDの人にかける言葉と接し方

PTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる家族や友人に対し、どのような言葉をかければよいか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

PTSDの方は、深い心の傷やトラウマを抱えているため、身近にいる人には安心につながる接し方や配慮が求められます。

よかれと思ってかけた言葉が、逆に心の傷を刺激してしまう場合もあるため、適切な対応や取るべき言動を身に付けておきましょう。

この記事では、PTSDの人にかけてあげるべき言葉や、避けるべき言動を解説します。


PTSDの人にどう声をかければいいのか悩んでいませんか?

PTSDの家族や友人に対し「どう接すればいいかわからない」と悩む方は珍しくありません。

元気になってもらいたいと思う反面、「励ましたつもりが逆効果になってしまった」「何も言ってあげられず気まずくなった」など、接し方が分からずに失敗をする方もいます。

PTSDの人を支える場合、大切なのは「安心を届ける関わり方」です。

支える側がどうするべきかを考えるよりも、どうすればPTSDに苦しむ本人が穏やかに過ごせるかに焦点を当てると、適切な関わり方ができるようになります。

とはいえ、PTSDの人に安心を与えやすい言動や避けるべき言動など、ある程度のコツを理解しておくのは重要です。

いわゆる「地雷」を避け、本人が極力つらい思いをしないで済むよう、適切な接し方のポイントを押さえておきましょう。

関連記事:トラウマやフラッシュバックは克服できる?3つの対処法と相談先を解説


PTSDとはどのような状態?

PTSDでは、過去のつらい経験や嫌な出来事によって心が傷つき、心身へさまざまな不調が生じます。

家族や友人の些細な言動1つで、トラウマが蘇る場合もあるため、身近にいる人は言葉や態度に気を付けなければいけません。

ここでは、PTSDで心身に生じる症状と、トラウマについて解説します。


PTSDで起こりやすい心と体の反応

PTSDでは、心身に以下の症状が見られる場合があります。

症状 詳細
侵入症状(フラッシュバック) 言葉や出来事をきっかけに、つらかった経験が目の前で繰り返されたように感じる。
過覚醒 ちょっとした言葉で驚くようになり、入眠や集中ができなくなる。
回避症状 トラウマを思い出させる言動を避けるようになる。
感情の麻痺 楽しい・嬉しいなどの感情がなくなり、恐怖・怒り・恥ずかしいなどの感情ばかり浮かぶ。

なかでも特徴的なのが、侵入症状(フラッシュバック)です。
些細な言動がきっかけで、PTSDを抱える原因となった出来事が鮮明に思い起こされてしまい、パニックに陥る場合があります。

PTSDの人と関わる場合は、これらの症状を引き起こさないよう、慎重に接する必要があるのです。

参照:MSDマニュアル/心的外傷後ストレス症(PTSD)
関連記事:PTSDの症状とは?代表的な特徴と相談先を解説


トラウマ体験は「気の持ちよう」ではない

PTSDにおけるトラウマ体験の感じ方は、出来事の内容や本人の心の強さによって異なるため、気の持ちようで克服できるものではありません。

事故や事件、身近な人との死別などによって心に大きな傷が残った場合、簡単には払拭できず、長期間苦しめられる方もいるのです。

ただし、気の持ちようではなく「心の病気」であることから、治療によって改善も見込めます。
身近な人の支えと専門的なケアによってPTSDを克服し、穏やかな日々を取り戻せるでしょう。

関連記事:PTSDのフラッシュバックとは?症状や対処法を解説


PTSDの人にかける言葉

PTSDの人と接する場合、重要なのが「安心感を与える関わり方」であり、そのためには言葉遣いや話し方に気を付けるのがポイントです。

ここでは、PTSDの人と関わる際に意識して使うとよい言葉や、話し方のコツを解説します。


安心していいと伝える言葉

日頃からPTSDの人と関わる場合は、本人が不安を感じずに過ごせるよう、安心できる言葉をかけてあげましょう。

「つらいなら無理をしなくていいよ」「そばにいるから大丈夫だよ」「生きていてくれてありがとう」など、不安や孤独感をやわらげる言葉をかけると、本人の安心に繋がります。

関連記事:PTSDの人にはどんな言葉をかけたらいい?症状や関わり方も解説


話すかどうかを相手に委ねる言葉

PTSDの人は、抱えている気持ちを口にするのに抵抗を感じる場合もあります。

そのため「無理に話さなくても大丈夫だよ」「話したいときでいいからね」など、本人のペースで話しても大丈夫だという安心感を与えてあげましょう。


気持ちを否定しない受け止め方

PTSDで感じるつらい気持ちに対し、否定にならない返答を意識するのも大切です。

PTSDに苦しむ人の多くは、意見が欲しいのではなく、つらい気持ちに対する共感を求めています。

「そうなんだね」「つらいよね」「あなたの気持ちは伝わっているよ」など、相手の気持ちに共感する言葉を返しましょう。


PTSDの人に言ってはいけない言葉

PTSDの人に対しては、かけてあげるべき言葉と反対に、かけるべきでない言葉も存在します。

意識せず返した言葉に悪気が無かったとしても、言葉の選び方次第では、本人が傷つく可能性もあるのです。

この章では、PTSDの人に言ってはいけない言葉を細かく見ていきましょう。


気持ちを軽く扱う言葉

PTSDの気持ちを軽く扱う言葉や「適当な対応をされている」と感じられる言葉を使ってはいけません。

「別に平気じゃない?」「考えすぎだよ」「気にし過ぎない方がいいよ」などの言葉は、つらい気持ちを否定された気持ちになる可能性があります。


回復を急かす言葉

回復を急かす言葉をかけるのもよくありません。

「早く良くなってね」「いつまで落ち込んでいるの?」「そろそろ動き出さないと」などの言葉を使うと「焦らされている」「ダメな自分を指摘されている」と感じてしまうでしょう。


原因を追及する言葉

PTSDになった原因を追及する言葉をかけてしまうと、フラッシュバックや、その他の症状を引き起こすきっかけとなります。

「なんですぐに逃げなかったの?」「あなたにも悪いところがあったんじゃない?」「どうしたらよかったのか考えた?」などの言葉は、原因となった出来事を思い出させてしまいます。


PTSDによるフラッシュバックなど症状が強く出ているときの対処法

PTSDによる心身の症状が強く出ている場合は、適切な対処を行う必要があります。

特に、フラッシュバックが頻繁に起こる場合は、以下のポイントに気を配りましょう。

・静かに過ごせる環境をつくる
・やわらかい口調で話しかける
・フラッシュバックのきっかけとなる人や物を遠ざける

音や人の感情など、つらい出来事を思い出す刺激から遠ざけるようにすると、穏やかに過ごせるようになります。

症状の強い時期だけでも上記のポイントを意識して生活し、落ち着くのを待つとよいでしょう。


専門家につなげたほうがよいサイン

以下の状態に当てはまる場合は、精神科や心療内科への受診など、専門家への相談を検討しましょう。

・PTSDの症状で身の回りのことができない
・頻繁にフラッシュバックが起こる
・眠れない日が何日も続いている
・家族だけでは対応できないと感じている

上記の状況に当てはまる場合は、自宅でできる対策や、家族の支援だけでは対処できなくなっている可能性が高いです。

その場合は、通院している精神科や心療内科に相談したり、精神保健福祉センターに相談したりなど、専門家の支援を受けましょう。

参照:こころの情報サイト/PTSD


PTSDの方へ精神科訪問看護でできる支援

PTSDの症状がつらいと感じる場合は、精神科訪問看護で支援を受けるのも選択肢の1つです。

精神科訪問看護では、PTSDに対し以下の支援を受けられます。

・症状の観察やケア
・生活リズムの調整
・日常生活のアドバイス
・緊急時の連絡や対応
・家族に対するサポート

精神科訪問看護では、PTSDの症状に対するケアや、フラッシュバックを抑えやすい生活環境の調整などを受けられます。

訪問看護では利用者さまの自宅に伺ってケアを行うため、PTSDの症状で外出が難しい場合も安心して治療を受けることが可能です。

本人や家族だけでは、PTSDの症状に対処できないと感じる場合には、精神科訪問看護の利用も検討しましょう。

関連記事:精神科訪問看護の料金は?受けられるサポート内容も解説


PTSDの人へかける言葉は安心が第一|訪問看護の利用で支えよう

PTSDの方は、些細な言葉や対応が原因で、つらい気持ちを思い出す可能性があります。

身近にいる家族やパートナーは、何よりもまず「本人が安心できる言葉」をかけ、穏やかに生活できるよう配慮しましょう。

ただし、家族だけで支えるのに限界を感じるケースも珍しくありません。
なかには、支える側の心が疲れてしまう場合もあるでしょう。

その場合は、精神科や訪問看護ステーションに相談し、専門家の支援を受けるのも手段の1つです。

『訪問看護ステーションラララ』では、利用者さま一人ひとりの生活に合わせたサービスを提供しています。

本人のつらさをやわらげるのはもちろん、家族の負担を減らすためのサポートやアドバイスも提案可能です。

興味のある方は『こちら』から、お気軽にご相談ください。

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