「悲しいわけではないのに涙が止まらない」「すぐに涙が出てしまう」など涙が出てしまうのに悩んでいる方はいませんか。
涙が止まらない時は心がSOSを感じているサインかもしれません。
本記事では涙が止まらない理由や、可能性が考えられる病気、対処法を解説します。
涙が止まらないと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
涙が止まらない理由
涙が止まらない理由は主に下記の2つがあります。
・身体的な理由
・精神的な理由
それぞれ解説していきます。
身体的な理由
涙が止まらない理由として、何らかの体の不調が挙げられる場合があります。
例えば鼻涙管(びるいかん)という涙の通り道が正しい機能を果たしておらず、涙が止まらなくなっている可能性が考えられるでしょう。
また脳の感情をつかさどる前頭葉や大脳辺縁系といった部分に異常があると、涙が止まらなくなるケースもあります。
精神的な理由
涙が止まらない主な理由は、精神的な理由であるケースが多いと考えられていますが、医学的には明らかになっていません。
ただし涙は感情の変化が理由で止まらなくなる方が多く、突然悲しくなったり怒りが抑えられなくなったりなどの感情の変化が理由となる場合があります。
ストレスや疲労が蓄積し、感情の波が大きくなっていることから、涙が出やすく止まらなくなっている方もいるでしょう。
涙が止まらないのは何かの病気?
涙が止まらない時に考えられる病気は、主に精神疾患であるケースが多く、下記が考えられます。
・うつ病
・適応障害
・双極性障害
・不安障害
・統合失調症
・心的障害後ストレス障害(PTSD) など
さまざまな病気の可能性が考えられるため、自己判断せず、専門の医師がいる精神科や心療内科を受診してみると良いでしょう。
原因がわかるだけでも心が少し楽になる場合もあるかもしれません。
涙が止まらないときの対処法
涙が止まらない時はどのように対処すれば良いのか悩んでいる方もいるかもしれません。
涙が止まらなくなっている時は、一人になれる場所へ移動して心を落ち着けるのが大切です。
日常生活からできる予防法や対策としては下記の通りです。
・生活リズムを整える
・休息をとる
・リフレッシュできる時間を確保する
それぞれ解説します。
生活リズムを整える
涙が止まらない時は精神的に大きなストレスや疲労を抱えている場合が多いです。
疲労が溜まっているからといってすぐに夜眠れるわけではなく、むしろ眠りにつけずに悩んでいる方もいるかもしれません。
また心が疲れていると適切な栄養バランスの食事を取れず、栄養バランスが乱れている可能性があります。
まずは生活リズムを整えて、1日3食食べるように心がけたり、睡眠を確保するようにしたりしてみましょう。
正しい生活リズムを送るだけで、心が休まる可能性があります。
休息をとる
しっかりと休息をとるのは、精神的なストレスや疲労を回復するのに重要です。
休日でも休まず仕事をしていたり、平日もあわただしく過ごしていたりする方は、過ごし方を見直して休息をとる時間を過ごしてみるようにしてください。
リフレッシュできる時間を確保する
休息と同様に、リフレッシュできる時間を確保するのも大切です。
涙が止まらない時は大きなストレスを抱えている可能性があります。
そのためなかなか負の感情から抜け出せずに過ごしている方も少なくありません。
少しでもリフレッシュできるように、趣味を楽しんでみたり、趣味を楽しむ気力がなければテレビを見てみる、外を少し散歩してみるなど気分転換となる行動をしてみるのも良いです。
涙が止まらない時は心の病気の可能性も!精神科の受診や訪問看護を検討してみて
ここまで涙が止まらない時の理由や可能性がある病気、対処法を解説しました。
対処法を実践しても改善しない場合は、なるべく早めに専門医の受診が重要です。
病院で診察を受けたら、在宅で受けられるケアの一つとして訪問看護の利用もおすすめです。
訪問看護では涙が止まらない理由や、その場面について一緒に考えたり悩みを聞いてもらえたりと、精神的なサポートが受けられます。
在宅でも支援を受けたいと考えている方は、お気軽に訪問看護ステーションラララへご相談ください。