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PTSDの人にはどんな言葉をかけたらいい?症状や関わり方も解説

2025.02.03

家族や友人、恋人など大切な人がPTSDになり、どう接していいか分からないと不安を抱える方もいるでしょう。

PTSDは珍しい病気ではなく、適切な理解と支援をすれば少しずつ回復していきます。

本記事では、PTSDの症状や適切な関わり方を解説します。

大切な人を支えるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。


PTSDとは

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、事故、災害、犯罪被害などにあって、命の危機にさらされたり、恐怖を感じたりした経験がある方に発症しやすい病気です。

PTSDは以下のような症状が現れます。

・つらい記憶が突然よみがえる
・緊張やイライラ、不眠などが続き、常に神経が張りつめている
・原因となった出来事に近い状況や場面を避ける
・つらい記憶から心を守るために感覚が麻痺する
・症状が長期間続く

PTSDは、珍しい病気ではありません。

悩んでいる方は、精神科を受診するまたは保健所などの相談窓口で信頼できる精神科やカウンセラーを紹介してもらいましょう。

参照:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 「こころの情報サイト PTSD」


PTSDの人にかける言葉・関わり方

PTSDの人にかける言葉や関わり方を解説します。


回復を急かすような言葉は言わない

PTSDの人には、「がんばれ」や「早くよくなってね」、「ほかの人は回復してきてるからあなたも回復するよ」のような回復を急かすような言葉は言わないようにしましょう。

あなたは励ましのつもりで言ったかもしれませんが、相手には「早く治さなきゃ」とプレッシャーになって症状が悪化するかもしれません。

回復を急かすような言葉を言いそうなときは、無理に会話せず無言で寄り添うのも関わり方の1つです。


非難せず共感を示す言葉をかける

PTSDの人には、非難せず共感を示す言葉をかけるとよいでしょう。

「大変だったね」「そうなんだね」と共感することで、相手は安心感を覚えて少しずつ回復する可能性があります。

共感を示すときは、言葉だけでなく表情や声のトーンなども意識しましょう。
言葉では共感していても、表情や声のトーンなどに共感の意思が見られないと相手にも伝わり、信頼関係を築くのが難しくなります。


過去の出来事についての質問はしない

PTSDの原因となった出来事については、本人が話してくるまでは無理に聞かないようにしましょう。

無理に話をさせると、当時のことを思い出してしまい症状が悪化するおそれがあります。

原因が分かれば治療が進むと思うかもしれませんが、逆効果になりかねないので、本人のペースを尊重して治療を進めるようにしましょう。


相手の話を遮らずじっくり聞く

PTSDの人の話を遮ってなぐさめたり、励ましたりするのは避けましょう。

本人は話をしたいのに、励ましの言葉をかけられたら、プレッシャーを感じて回復が遠ざかるかもしれません。

相手が話しているときは、聞き役に徹しましょう。


1人で抱え込まない

PTSDの人にかける言葉や関わり方が分からない、負担になっている場合は、1人で抱え込まず専門家に相談しましょう。

誰にも相談できない状態でPTSDの人と関わっていると、「自分だけは理解しなきゃ」と自分を追い込み、そのうち相手をコントロールしようとするかもしれません。

また、話を聞いているうちに感情移入してしまい、同じ経験をしたかのようなつらさや恐怖を感じ始めてしまう可能性もあります。

そうならないように、精神科や保健所などの相談窓口に頼りながら関わっていきましょう。



参照:厚生労働省「家族や友達がPTSDになったとき」


PTSDの人にかける言葉に悩んだら訪問看護ステーションラララへご相談を

PTSDの人と接する際は、焦らず相手のペースを尊重し、共感を示しながら寄り添うことが大切です。
回復を急かしたり、過去の出来事を無理に聞いたりするのは逆効果になる可能性があります。

また、支える側も1人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら関わることが重要です。

PTSDの人にかける言葉に悩む、自分1人だけで関わるのがつらいと感じたら、訪問看護ステーションラララにご相談ください。

訪問看護ステーションラララでは、医師の指示のもと、PTSDの人や周りの人の悩みや不安に合わせた看護サービスを提供します。

1人で抱え込まず、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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