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心療内科に行ってはいけない人はいる?受診した方がよい人の特徴も解説

2025.10.17 精神科訪問看護とは

心の不調やストレスによる体調不良を感じているときは、心療内科を受診するのが大切です。
しかし、なかには「自分は受診するべきではないのでは?」「心療内科に行かない方がいいのでは?」と思っており、受診をためらっている方もいるのではないでしょうか?

心や体に不調があっても、「こんなことで受診していいのだろうか」とためらう方は少なくありません。
しかし、受診を迷っている間に症状が悪化してしまうケースもあります。
つらいときや苦しい時は、迷わず心療内科や精神科を受診し、医師や専門家に相談するのが重要です。

本記事では、心療内科に行ってはいけない人はいるのか解説するとともに、受診した方がよい人の特徴も紹介します。
心療内科を受診したほうがいい人の目安や、心療内科への通院以外に利用できる支援についても紹介するので、興味のある方はぜひご覧ください。


心療内科に行ってはいけない人はいる?

結論から言うと、心療内科に行ってはいけない人はいません。
心や体に不調があるなら、誰でも受診してよいのです。

ネットで「心療内科に行ってはいけない」「心の病気で病院に行かないほうがいい」などの情報を見たために、受診をためらっている方もいるでしょう。
しかし、実際には心療内科や精神科を受診して心の不調が改善し、日常生活や仕事に復帰できている方がたくさんいます。

むしろ、受診せずに症状を放置すると、精神疾患が重症化したり、治るまでに時間がかかったりするリスクが高まる可能性があるのです。

心の不調や精神疾患は目に見えないため、自分自身で気付けない場合もあります。
また、不調に気付けたとしても、どうやって改善すればいいのかわからずに悩み続けてしまい、精神疾患に発展する方も少なくありません。

「こんなことで心療内科にいってもよいのかな」「受診して本当に大丈夫かな」と悩まず、つらい、苦しいと感じた時点で受診するようにしましょう。

ただし、心療内科はストレスなどが原因で体に現れる不調の治療がメインです。
もし精神的な症状が強い場合は、精神科を受診しましょう。

どちらを受診したらよいか迷う場合は、両方の診療科がある医療機関を選ぶのをおすすめします。

受診先を悩んでいるうちに症状が悪化してしまうと、日常生活に大きな支障が出てしまう可能性もあります。

どちらを受診したらよいか分からず受診しないという選択は避け、悩んだ場合は近くにある診療科へ、早めに受診しましょう。



参照:厚生労働省|心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き


心療内科の受診に抵抗を感じるのはなぜ?

心療内科の受診に抵抗を感じる方の中には、人から「弱い」「だらしがない」と思われてしまうのではないか?と心配になり、受診を我慢する方もいます。

また、世間から「頭がおかしい」と見られると思い、受診をためらう方もいるでしょう。

心のつらさは、どんなに健康で精神力の強い人にでも訪れる可能性があるものです。

目に見えないつらさを乗り越えるために心療内科を受診するのは、決して恥ずかしいことではないため、我慢せず気軽に相談してみましょう。


心療内科に行っても意味がないと思ってしまうケース

過去に心療内科を受診しても改善しなかったために「意味がない」と感じている方もいるかもしれません。

その場合「医師との相性が合わなかった」「治療方法や薬が適していなかった」などの理由が考えられます。

治療や支援の方法を変えたのがきっかけで、症状が改善するケースも珍しくはありません。

一度うまくいかなかった方も、通院先や医師を変えたり、精神科へ受診先を変えたりなど、さまざまな選択肢をためしてみてください。


心療内科に行った方がよい人の特徴

心療内科に行ってよいのか迷う方もいるでしょう。
ここでは、心療内科に行った方がよい人の特徴を解説します。

当てはまる方は、早めに心療内科を受診しましょう。


身体的な不調が続く

ストレスが原因で、以下のような身体的な不調が続く場合は心療内科を受診しましょう。

・眠れない
・食欲がない
・動悸がする
・息苦しさが続く
・頭痛や腹痛が続く
・体がだるい
・吐き気がする

頭痛やだるさ、吐き気や食欲のなさを風邪だと思ったり、不眠や動悸を体力的な疲れからと思い込んだりし、心の不調を見逃してしまう方も多いです。

また、一時的な症状であれば、疲れが原因かもしれませんが、これらの症状が続く場合は精神疾患の可能性があります。

なかなか調子が戻らないと思いながら過ごしていたところ、いつの間にか精神疾患にまで発展しており、治療に苦労してしまう方もいます。

「これくらいなら我慢できる」「自分は大丈夫」と思わず、近くの心療内科を受診して早めに治療を進めましょう。


憂うつな気分やネガティブ思考が続く

気分の落ち込みが長く続くときは注意が必要です。

特に、2週間以上にわたって憂うつな状態が続き、日常生活に支障をきたしている場合は、精神疾患が隠れているかもしれません。

「最近ずっと笑えていない気がする」「少しの出来事でイライラしてしまう」「何をするにも不安になったり緊張したりする」

このような状態が続いていると感じても、精神疾患や心の疲れと自覚できずに過ごしてしまい、気付かないうちに悪化するケースもあります。

また、「自分には価値がない」「何をしてもうまくいかない」といった否定的な考えが止まらないときも、心の不調を示すサインです。

「家族や友人に迷惑をかけている」「生きているほうが迷惑をかける」
このように感じているなら、健康的な心理状態ではなくなっているかもしれません。

こうした状態を放置すると悪化するリスクがあるため、早めに心療内科で相談するのをおすすめします。

参照:厚生労働省|こころもメンテしよう|若者のためのメンタルヘルスブック
参照:厚生労働省|つらい気持ちを抱えている方へ


死にたいと考える

「死んでしまった方が楽かもしれない」「消えてしまいたい」のような思いが頭から離れない場合は、心が限界に近づいているサインです。

このような状態に陥ったときは、1人で抱え込むよりも、医師や専門家に相談することが解決への近道です。

医師や専門家に気持ちを打ち明ければ、つらい感情や悩みが軽くなり、前向きに考えられるようになります。
家族や友人には打ち明けにくい内容も、専門家や医師になら、気軽に打ち明けられる方も少なくありません。

心療内科の医師やスタッフは、受診する方に寄り添って話を聞いてくれます。
1人で思い悩むよりも、まずは気軽に相談しに行ってみましょう。


心療内科か精神科か迷ったときの判断基準

心療内科と精神科は、どちらも心の不調を診療する場所ですが、受診の対象となる症状に違いがあります。

心療内科:ストレスなどの心理的要因から身体の不調が生じている方が対象
精神科:幻覚や妄想、自殺願望など、強い精神症状が生じている方が対象

どちらも心理的・精神的な症状が絡んでいるため、受診先を迷ってしまう方もいるかもしれません。
その場合は、精神科と心療内科が併設されている病院を受診したり、どちらかを受診して適切な診療科を相談したりするとよいでしょう。

なかには、診療科を悩んだために受診を避けてしまう方もいます。
どちらを受診してもいけない訳ではないため、迷ったときは近くにある診療科へ相談してみましょう。

参照:厚生労働省|こころを専門に診る病院の種類は?


通院が難しい人には訪問看護という選択肢も

「体調が安定しない」「精神症状が悪化して外出できない」などの理由から、通院したくてもできない方もいます。
その場合は、訪問看護の利用を検討してみましょう。

訪問看護では、自宅で体調や服薬の管理、日常生活の困りごとの相談などが受けられます。
看護師が自宅に訪問するため、外出する必要がなく、落ち着いた環境でケアを受けられるのが魅力です。

また、通院と訪問看護の併用ができる、症状が悪化した場合には医療機関と連絡を取ってもらえるなど、多くのメリットがあります。

一度心療内科や精神科で診断を受けた方であれば利用できるため、外出や通院に抵抗がある方は、利用を検討してみましょう。


心療内科に行ってはいけない人はいないのでまずは受診しよう

心療内科は、心と体に不調を感じたときに誰でも受診できる場所であり「行ってはいけない人」はいません。

「この程度で受診していいのかな」「まわりから変に思われないかな」と悩む方もいるかもしれませんが、つらさや違和感を抱えたまま放置すると、症状が進行してしまう可能性があります。
そうならないためには、早めに受診し、専門家の助けを借りるのが重要です。

心の不調で悩んでいる方は、まず一歩を踏み出し、心療内科を受診してみるのをおすすめします。

心療内科への通院だけでは不安という方は、訪問看護を利用するのも1つの方法です。
訪問看護では、心の不調や体調不良に対するサポートを受けられます。

外出が難しい方や通院に抵抗がある方も、自宅で落ち着いてケアを受けられるため、自分のペースで心の不調の改善を目指せるでしょう。

訪問看護ステーションラララは、利用者さまの症状や困りごとに合わせた看護サービスを提供し、希望する生活が送れるようにサポートします。
利用者さま一人ひとりが抱えている悩みや、心の不調からくる不安をお聞きし、自分らしい生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

訪問看護のサポートが必要な方は、こちらから、お気軽にご相談ください。

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