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愛着障害は治らない?回復を目指す4つの方法を解説

2025.06.23 精神科訪問看護とは

「愛着障害は治らない」と聞いて不安になっている方もいるでしょう。
しかし、愛着障害は正しく理解し、適切なサポートを受ければ、少しずつ回復する可能性があります。

本記事では、愛着障害の基本的な特徴から、「本当に治らないのか?」という疑問に答えつつ、具体的な対処法について解説します。

愛着障害が治るのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。


愛着障害ってなに?

愛着障害とは、幼い頃に親などの身近な大人との関係がうまく築けず、人との関わりに不安や困難を感じてしまう心の障害です。

たとえば、相手に嫌われるのが怖くて自分の気持ちを出せなかったり、逆に距離を近づけすぎてしまったりします。
このような状態が続くと、学校や職場、恋愛関係などさまざまな場面で支障をきたしかねません。

詳しい症状や診断については、以下の記事で解説しています。
関連記事:愛着障害の診断基準とは?大人と子どもの違いも解説


愛着障害は治らない?

愛着障害は治らないと誤解されやすいですが、安心できる人間関係の中で少しずつ回復する可能性があります。
たとえ幼少期に愛着がうまく育たなかったとしても、後の人生で信頼できる関係を築ければ、心の傷は癒されていくでしょう。

まずは回復できると知るのが、最初の一歩になります。


愛着障害の治し方

愛着障害の治し方は4つあります。
それぞれどんなものか見ていきましょう。

安心できる環境を整える

愛着障害の回復には、安心して過ごせる環境が必要です。

不安定な人間関係や過度なプレッシャーの中では、心を閉ざしやすくなります。
たとえば、自分を責めずに受け入れてくれる相手や、安心できる空間があるだけで心は落ち着くでしょう。

居心地のよい環境を選び、少しずつ信頼できる人とのつながりを育てていくことが、回復の土台になります。


自分の感情を整理する

感情の整理は、愛着障害の改善が期待できます。

自分がいつ不安になるのか、どんなことで困っているのかを言葉にしていくと、心の中が整理されていきます。
たとえば日記を書く、支援者と話すなどの方法が効果的です。

自分の気持ちを理解できれば、自己否定が減り、他人との関係も少しずつ変わっていくでしょう。


人との関係にこだわりすぎない

人との関係にこだわりすぎないようにすると、愛着障害が改善される可能性があります。

愛着障害があると、相手に理解や愛情を強く求めすぎてしまう場合があり、かえって苦しみが増してしまいかねません。
しかし、人との関係に執着せず、自分を満たす時間や趣味を大切にすると、心に余裕が生まれ、回復につながります。


少しずつトラウマに向き合う

愛着障害の背景には、過去のつらい体験があるケースが多い傾向にあります。

その記憶を放置すると、心が過去に縛られたままになります。
だからこそ、トラウマに向き合うのが回復のカギとなるのです。

ただし、1人で抱えず、専門家と一緒に少しずつ取り組むのが大切です。
無理なく丁寧に向き合うと、安心できる心の土台が築かれていくでしょう。


愛着障害の治療は専門家と一緒に進めよう

愛着障害は、適切な理解とサポートがあれば回復が期待できるものです。
たとえ幼い頃に満たされなかった愛着でも、今から新たな安心や信頼を育てていくのは十分に可能です。
そのためには、安心できる環境を選び、自分の感情を見つめ直しながら、少しずつ心の土台を整えていくことが大切です。

ただし、これらをすべて1人で進めるのは簡単ではありません。
自分では整理しきれない不安やトラウマは、医療機関での受診や、訪問看護などの専門的な支援を通じて解消していきましょう。

訪問看護ステーションラララでは、症状の管理だけでなく、対人関係スキルの向上にむけての支援もいたします。
気になる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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