誰もいないのに声が聞こえたり、頭の中で誰かが話していたり、そんな経験に戸惑い不安を抱えている方もいるでしょう。
幻聴は、心の状態が不安定なときに現れる場合があり、放置すると生活に支障をきたすおそれもあります。
本記事では、幻聴が聞こえる原因や適切な対処法、自宅で受けられる訪問看護のサポート内容について解説します。
幻聴に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
幻聴が聞こえる原因
幻聴とは、実際には存在しない声や音が本人にだけ聞こえる症状です。
誰もいない場所で話し声がしたり、決まった場所で毎回音が聞こえたりするケースがあります。
主な原因には以下の3つが挙げられます。
・統合失調症
・PTSD
・薬物の影響
幻聴が続くと集中力が下がったり、不安や恐怖が強まったりする場合があり、生活に支障をきたしかねません。
また聞こえた声を信じ込んでしまうと、「監視されている」「誰かに狙われている」といった思考が始まり、より症状が重くなるおそれがあります。
本人の混乱を避けるためにも、早めの対応が重要です。
幻聴が聞こえるときの対処法
幻聴が聞こえると、「どう対応すればいいのか分からない」と戸惑う方もいるでしょう。
聞こえた声に反応してしまうと、かえって不安や混乱が強まるかもしれません。
ここでは、幻聴に振り回されずに落ち着いて過ごすための具体的な対処法を2つ解説します。
幻聴に反応しない
幻聴が聞こえても、返事をしたり反応したりしないようにしましょう。
幻聴に意識を向けすぎると、症状が強くなってしまう可能性があります。
声が聞こえても「これは本物の音や声ではない」と意識して、受け流すようにしましょう。
たとえば、以下のようなことをして気をそらすのがおすすめです。
・テレビを見る
・人と話す
・外に出て散歩をする
幻聴を無視し、現実に意識を戻す工夫が症状の悪化防止につながります。
ただし幻聴を無視するとかえって幻聴が激しくなるケースもあります。
その場合早めに医療機関を受診して治療を受ける必要があるでしょう。
医療機関を受診する
幻聴が続くときは、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
「誰にも話せない」「おかしくなったのでは」と不安に感じるかもしれませんが、幻聴は心の病気の症状として現れるケースがあり、治療で改善できる場合があります。
精神科や心療内科では、症状の原因を詳しく調べ、適切な治療方針を立ててくれます。
早期に相談することで、症状の悪化を防げるでしょう。
幻聴が聞こえるときに訪問看護でできること
幻聴に悩んでいる方には、精神科訪問看護の利用も選択肢の1つです。
医師の指示により訪問看護が始まると、自宅で服薬の確認や心のケア、日常生活の支援を受けられます。
たとえば、「薬を飲み忘れてしまう」「誰にも相談できない」という悩みがあっても、専門の看護師が定期的に訪問し、状態を一緒に確認してくれます。
また、症状の変化にも気づき、必要に応じて対処もしてくれるでしょう。
自宅でも安心して過ごせるように支えてくれるのが、訪問看護の大きな役割です。
幻聴が聞こえてサポートが必要なときは訪問看護ステーションラララへ
幻聴は心の病気や強いストレスのサインであり、放っておくと不安や妄想が悪化する場合があります。
早めに医療機関を受診し、正しい対処を行うことが大切です。
日常生活に不安がある方は、訪問看護の利用を検討してみましょう。
専門の看護師が定期的に支援に入り、服薬管理や精神的サポートを行うことで安心して日常生活を送れるでしょう。
訪問看護ステーションラララは、医師の指示のもと、住み慣れた場所で希望する生活が送れるよう、利用者さまの不安や困りごとに寄り添った看護サービスを提供します。
1人で悩まず、まずはこちらからお気軽にご相談ください。