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精神科は黙って転院してもよい?3つのデメリットと転院する方法を解説

2025.10.23 精神科訪問看護とは

主治医と合わない、治療しても症状が変わらないなどの理由で、精神科の転院を検討する方は少なくありません。
その際に、黙って転院するのは避けましょう。

本記事では、精神科を黙って転院するデメリットと転院したいときの対応方法について解説します。

精神科を転院しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


黙って精神科を転院するデメリット

精神科を黙って転院すると、いくつかのデメリットが生じます。
どのようなデメリットがあるか詳しく見ていきましょう。


治療が遅れる可能性がある

黙って精神科を転院すると、新しい医師がこれまでの薬の処方内容や反応を正確に把握できず、治療が遅れてしまう可能性があります。

紹介状があれば、これまでの治療経過や服薬状況を共有でき、今の状況に合った治療を再開できるでしょう。
しかし、黙って転院すると紹介状がないため、治療方針の決定や薬の調整に時間がかかり、回復が遅れるおそれがあります。

症状をいちから伝える必要があり負担が大きくなる

精神科を黙って転院すると、これまでの治療内容や症状の経過を新しい医師にすべて伝え直す必要があります。

精神疾患の治療では、過去の出来事や心の状態を詳しく話す場面があり、思い出しながら話すのは患者さまにとって精神的な負担が大きくなるでしょう。
転院したい旨を伝え紹介状を書いてもらえれば、治療履歴や薬の使用状況が正確に引き継がれ、患者さまが説明する負担を最小限に抑えられます。


紹介状がないと転院できないケースがある

精神科や心療内科では、紹介状がなければ受診を断られるケースがあります。

紹介状には、患者さまの基本情報やこれまでの治療経過、薬の種類や反応、医師の所見などが詳しくまとめられています。
これは次の医師が適切な治療を行うための重要な資料です。

黙って転院してしまうと、紹介状がないことで治療が継続できなくなる可能性があります。
安心して治療を続けるためにも、主治医に相談し紹介状を依頼することが大切です。


精神科を転院してはいけないわけではない

黙って精神科を転院するのは避けた方がよいだけで、転院してはいけないわけではありません。
精神科の転院は、患者さまの自由な選択です。

主治医との相性が合わない、話しづらいなどと感じたときに、「これで転院するのは失礼にあたるのでは」と思う必要はありません。

医師は患者さまの回復を第一に考えており、希望があれば紹介状の作成などに対応してくれます。
伝え方に迷う場合は、「家族と相談して転院することにしました」「違う治療法を試したいと思います」といった形でも問題ありません。

直接伝えるのが難しい場合は、電話で伝える方法もあります。

大切なのは、誠実に意思を伝え、正しい手順で転院を進めることです。


医師に伝えてから精神科を転院するようにしよう

精神科の転院は、患者さまがよりよい治療環境を選ぶための大切な選択です。
ただし、主治医に黙って転院してしまうと、治療の遅れや情報の引き継ぎ不足など、さまざまな不利益が生じるおそれがあります。

紹介状を通じて治療内容を共有すれば、次の医師もスムーズに診療を引き継げるため、安心して治療を続けられるでしょう。

また、転院しても治療に不安がある、転院先を探す負担が大きい場合には、訪問看護の利用をご検討ください。

訪問看護では、看護師が自宅で服薬管理や生活リズムのサポートを行い、医療機関との連携もしてくれます。
病院で医師に話しにくいことでも、自宅なら打ち明けられるかもしれません。

黙って転院する前に、精神科に特化した訪問看護を提供している訪問看護ステーションラララにお気軽にご相談ください。

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