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統合失調症かもしれないと感じたとき、「まずどこに相談すればいいのか分からない」と不安になる方もいるでしょう。
統合失調症は早期に適切な支援を受けることで、症状を抑えながら回復を目指せるため、早めの相談が重要です。
本記事では、統合失調症の相談窓口と相談すべき症状について解説します。
統合失調症の相談窓口を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
統合失調症の相談窓口
統合失調症かもと思ったときに、どこに相談すべきか分からないという方もいるでしょう。
ここでは、統合失調症の相談窓口をご紹介します。
心療内科・精神科
統合失調症を疑う場合は、できるだけ早く心療内科や精神科を受診するのが重要です。
統合失調症は、早期に診断・治療を始めるほど、症状が軽くすみ、社会復帰もしやすくなります。
心療内科や精神科を受診すると、医師が幻覚や妄想、不安、不眠などの症状をもとに医学的な判断を行い、適切な薬や治療法を提案してくれます。
心療内科や精神科の予約が取りにくい、体の不調のほうが気になる場合は、内科を受診するのも選択肢の1つです。
保健所
保健所も、統合失調症に関する身近な相談窓口の1つです。
全国の保健所には精神保健の専門職が常駐しており、電話や面談で相談ができます。
医療機関の紹介、支援制度の案内、家族へのアドバイスなど、幅広いサポートを受けられます。
受診を迷っている方や、どこに相談すればいいか分からない方は、まず保健所に連絡してみるとよいでしょう。
精神保健福祉センター
精神保健福祉センターは、都道府県や政令指定都市に1か所ずつ設置されている公的な相談機関です。
「こころの健康センター」と呼ばれるケースもあり、精神疾患に関する総合的な支援を行っています。
医師や看護師、心理士、精神保健福祉士などの専門スタッフが、電話や面談で相談にのってくれます。
どのような症状があったら相談窓口に相談すべき?
統合失調症の初期には、周囲の人には理解しにくい症状が現れます。
代表的なのが、幻覚や妄想です。
幻覚は、実際には存在しない声や姿がはっきりと感じられる状態で、本人にとっては現実そのものに思えます。
妄想は、根拠のない考えを強く信じ込み、他人が否定しても受け入れられない状態です。
「監視されている」「悪口を言われている」といった訴えが続く場合は、注意が必要です。
また、会話がまとまらない、感情の起伏が乏しい、身の回りを気にしなくなるなどの変化も見られます。
趣味や交流への関心が薄れ、部屋に閉じこもるようになるケースも少なくありません。
これらの症状は本人は自覚しにくいため、家族や職場の人が早めに気づき、保健所や心療内科などの相談窓口に相談することが大切です。
早期の対応が、回復への大きな一歩となります。
参照:こころの情報サイト「統合失調症」
統合失調症の治療に訪問看護の利用も検討しよう
統合失調症は、早期の発見と適切な支援によって回復を目指せる病気です。
「少しおかしいかも」「いつもと違う」と感じた段階で、心療内科や精神科、保健所、精神保健福祉センターなどの相談窓口を活用しましょう。
本人が気づきにくい場合も多いため、家族や周囲の人が異変に気づいた時点で行動することが大切です。
早めの受診により、症状を軽く抑え、社会生活への影響を最小限にできます。
また、治療を継続するうえでは、看護師が自宅で支援してくれる訪問看護の利用も有効です。
訪問看護ステーションラララでは、利用者さまが住み慣れた場所で希望する生活が送れるように支援いたします。
統合失調症の治療に訪問看護の利用を検討している方は、こちらからお気軽にご相談ください。