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統合失調症の陽性症状とは?5つの症状と現れる時期を解説

2025.12.09 精神科訪問看護とは

統合失調症について調べていると、陽性症状という言葉を目にする方はいるでしょう。
陽性症状は、健康なときにはなかった体験が急に現れます。

本記事では、統合失調症の陽性症状と現れる時期について解説します。

統合失調症の陽性症状について知りたい方は、参考にしてください。


統合失調症の陽性症状とは?

統合失調症の陽性症状とは、健康なときには存在しなかった現象が突然あらわれる症状を指します。
具体的にどのような症状が現れるのか見ていきましょう。


幻覚

幻覚とは、実際には存在しないものを五感で感じてしまう症状です。

なかでも多いのは、自分に向けた声が聞こえる幻聴です。
命令されたり悪口を言われたりするため、本人にとっては強い恐怖や緊張につながります。

また、見えないものが見える、異常な臭いや味を感じる、体に触れられたように感じるなどの症状が現れるケースもあります。

参照:こころの情報サイト「統合失調症」
厚生労働省「こころもメンテしよう」



妄想
妄想とは、現実では起こり得ない内容を強く信じ込み、周囲が訂正しても受け入れられなくなる症状です。

監視されていると感じる被害妄想や、テレビが自分のことを伝えていると考える関係妄想などがあります。
また、誇大妄想のように自分の力を極端に高く評価してしまうケースもあります。

本人にとっては確信そのものなので、家族との会話がかみ合わず生活に支障をきたす場合があるのです。

参照:こころの情報サイト「統合失調症」


思考の混乱

思考の混乱とは、考えをまとめる力が弱まり、話の流れに一貫性がなくなる状態です。

考えが途中で途切れたり、別の考えが次々と浮かんできたりして、整理できなくなります。
その結果、会話が突然脱線したり、本人の意図が伝わりにくい話し方になったりして、周囲との意思疎通が難しくなるのです。

参照:厚生労働省 こころもメンテしよう「統合失調症」


自我の障害

自我の障害とは、「自分の考えや行動が自分のものではない」と感じてしまう状態です。

たとえば「考えを誰かに操られている」「体を勝手に動かされている」など、自分らしさが保てない感覚が続く場合があります。
また、自分の体や過去の自分とのつながりが薄れたように感じる場合もあり、強い混乱や不安を生む症状です。


行動の異常

行動の異常とは、周囲から不自然に見える動きや反応が現れる状態です。

急に大声を出す、落ち着きがなくなる、逆に刺激にまったく反応しなくなるなど、行動が極端に変化することがあります。

また、同じ動作を繰り返す常同行為や、言葉を機械的に繰り返す状態が続く場合もあります。

本人が意図しているのではなく症状による反応であるため、家族が対応に困るケースも少なくありません。


統合失調症の陽性症状はいつ現れる?

統合失調症の陽性症状は、急性期に現れやすいといわれています。

統合失調症は、前兆期、急性期、消耗期、回復期と進みますが、急性期では刺激に敏感になり、不安や緊張が高まり、行動の変化が周囲にも分かりやすくなります。
特に幻聴や妄想が目立つため、家族が異変に気づきやすい時期といえるでしょう。

この段階では早期の治療が改善につながるため、早めに専門家に相談するのが重要です。


統合失調症の陽性症状で生活が困難になったら訪問看護を利用しよう

統合失調症の陽性症状は、幻覚や妄想、思考のまとまりにくさなど、健康なときにはなかった症状が突然現れます。
特に急性期では刺激に敏感になり、不安や緊張が高まるため、本人も家族も戸惑いやすい時期でしょう。

なかでも、聞こえないはずの声がはっきり聞こえる幻聴は生活への影響が大きく、恐怖心やストレスから日常の行動が難しくなることがあります。
こうした困難に直面したときは、通院と合わせて訪問看護の利用をご検討ください。

訪問看護ステーションラララでは、利用者さまが希望する生活が送れるよう看護サービスを提供いたします。

通院だけでは不安という方は、ぜひこちらからご相談ください。

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