クルミのアトリエ クルミのアトリエ TOPへもどる

めまいと吐き気の原因と対処法|危険なサインと受診の目安

2026.02.11 精神科訪問看護とは

突然のめまいと同時に襲ってくる吐き気。「脳の病気?」「救急車を呼ぶべき?」と不安になりますよね。
実は、めまいと吐き気が同時に起きる原因の約7割は、耳の内側にある「内耳(ないじ)」のトラブルです。しかし、中には命に関わる脳血管疾患や、早急に治療しないと後遺症が残る病気も隠れています。
この記事では、原因の見分け方、今すぐ病院へ行くべき危険なサイン、自宅での応急処置を分かりやすく解説します。

1. めまいと吐き気が同時に起きる4つの主な原因

めまいには、大きく分けて「回転性(目が回る)」と「浮動性(ふわふわする)」の2種類があります。それぞれの原因を見ていきましょう。

① 【回転性】天井がぐるぐる回る(内耳の異常)

耳の奥にある、体のバランスを司るセンサー「三半規管」に異常が起きると、強い回転性めまいと吐き気が生じます。
* 良性発作性頭位めまい症(BPPV) 最も多い原因です。寝返りや起床時など、頭を動かした瞬間に数十秒〜1分程度の激しいめまいが起きます。
* メニエール病 激しいめまいに加え、耳鳴り、難聴、耳が詰まった感じ(耳閉感)を伴います。放置すると聴力が低下する恐れがあります。
* 前庭神経炎(ぜんていしんけいえん) 風邪の後などに前庭神経が炎症を起こす病気です。突然、数日間続く激しいめまいと嘔吐に襲われます。

② 【浮動性】体がふわふわ浮く感じ(自律神経の乱れ)

ストレスや疲労、睡眠不足によって自律神経が乱れると、血圧のコントロールや脳の平衡感覚が不安定になります。
* 特徴: 「雲の上を歩いているよう」「頭がボーッとする」といった感覚に加え、動悸、肩こり、頭重感を伴うことが多いです。

③ 【立ちくらみ】一瞬目の前が暗くなる(血圧・循環器)

急に立ち上がった時に血圧が下がる「起立性低血圧」や、貧血、脱水症状でもめまいと吐き気が起こります。

④ 【要警戒】脳の疾患(脳梗塞・脳出血)

脳の小脳や脳幹に障害が起きると、強いめまいが生じます。「命に関わるめまい」であり、一刻を争う対応が必要です。

2. 【セルフチェック】受診すべきか、様子を見るべきか?

以下のチェック項目に当てはまるものがないか確認してください。
A. 【今すぐ救急車!】命に関わる危険なサイン
一つでも当てはまれば、迷わず119番通報、または夜間救急を受診してください。
* 激しい頭痛がある
* 顔や手足がしびれる、または力が入らない(特に片側)
* ろれつが回らない、言葉がうまく出てこない
* 物が二重に見える、視野が狭くなる
* 真っ直ぐ歩けず、フラフラと崩れ落ちる
* 意識が遠のく感じがある

B. 【早めに耳鼻科へ】耳の病気が疑われるサイン
数日以内、可能であれば翌日には受診しましょう。
* めまいと一緒に耳鳴りや難聴がある
* 耳が塞がったような違和感がある
* 特定の方向に頭を動かすと必ずめまいが起きる
* 吐き気が強くて水分が摂れない

C. 【内科・心療内科へ】生活習慣やストレスが疑われるサイン
* 睡眠不足や過労が続いている
* ストレスを感じると症状が悪化する
* 立ち上がった瞬間にクラッとする
* 更年期障害の他の症状(ほてり、イライラ)がある

3. 病院は何科に行けばいい?

「めまい」の診察は、随伴症状によって優先順位が異なります。
1. 耳鳴り・聞こえにくさがある場合 → 「耳鼻咽喉科」へ。聴力検査を行い、メニエール病などを特定します。

2. 激しい頭痛・しびれ・麻痺がある場合 → 「脳神経外科」または「脳神経内科」へ。MRIやCT検査が必要です。

3. 判断に迷う、または立ちくらみの場合 → まずは「一般内科」へ。全身状態をチェックしてもらい、必要に応じて専門医を紹介してもらいましょう。

4. 自宅でできる応急処置と過ごし方

症状が起きている最中は、以下の対応で症状の悪化を防ぎましょう。

* 安静にする:無理に動かず、照明を落とした静かな部屋で横になります。
* 頭を固定する:三半規管への刺激を避けるため、頭を急に動かさないようにします。
* 目を閉じる:視覚からの過剰な情報を遮断することで、吐き気が和らぐことがあります。
* 水分補給:脱水はめまいを悪化させます。吐き気が落ち着いたら、スポーツドリンクなどで少しずつ水分を摂りましょう。
* お風呂・アルコールは控える:血流の変化や神経の刺激は症状を悪化させるため、当日は控えましょう。

5. よくある質問(FAQ)

Q. めまいと吐き気は何日くらい続いたら受診すべき?
A. 脳の症状がなければ1日様子を見ても構いませんが、3日以上続く場合や、症状を繰り返す場合は必ず受診してください。特に「聞こえにくさ」を伴う場合は、48時間以内の治療開始が聴力回復の鍵となります。

Q. 市販の酔い止め薬は効きますか?
A. 一時的にめまいや吐き気を抑える効果はありますが、原因(脳や耳の病気)を治すものではありません。まずは受診を優先し、医師の指示を仰いでください。

Q. ストレスでめまいは起きますか?
A. はい、非常に多いです。「心因性めまい」と呼ばれ、検査で異常がなくても強い浮遊感を感じることがあります。

まとめ|「いつものこと」と放置しないで

めまいと吐き気は、体が発している大切なサインです。 多くの場合は耳の不調や疲れが原因ですが、「脳の病気」や「聴力の喪失」といったリスクをゼロにすることはできません。
* 「動けないほどのめまい」
* 「耳鳴り・難聴を伴うめまい」
* 「手足のしびれを伴うめまい」
これらがある場合は、自己判断せず、速やかに専門医の診断を受けてください。早めの対処が、早期回復への一番の近道です。

お問い合わせ・
採用Contact/Recruit

ご質問や不安なこと、
お気軽にお問い合わせください。

ご質問や医療関係者の方、
「突然相談するのは不安」という方も、
まずはお気軽にお問い合わせください。

私たちと一緒に
働きませんか?

雇用形態も柔軟に対応します。
福利厚生も充実!
ご応募お待ちしております。

お電話でのお問い合わせお電話でのお問い合わせ

050-3092-2093