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不安障害とうつ病は併発することがある
不安や恐怖を感じる不安障害と、気分の落ち込みが続くうつ病は、精神医学において非常に近い関係にある疾患です。不安障害とはどのようなものか理解することも重要ですが、これらはそれぞれが単独で起こるだけでなく、両方を同時に併発しやすいという特徴を持っています。そのため、ご自身の不調がどちらか一方だけにあてはまるとは限らないという視点を持つことが大切だと言えます。
不安障害とうつ病の違い
両者は症状の性質に明確な違いがあります。不安障害は、まだ起きていない先の出来事に対する過剰な心配や、特定の状況に対する強い恐怖が中心となります。一方でうつ病は、慢性的な気分の落ち込みや意欲の低下が中心であり、これまで楽しめていたことに関心が持てなくなる状態を指します。不安障害が「過剰な緊張と恐怖」であるのに対し、うつ病は「心身のエネルギーの低下と抑うつ気分」であるという違いがあるのです。
併発時に見られる特徴
不安障害とうつ病が併発した場合、両方の特徴的な症状が重なって現れる傾向があります。例えば、過剰な不安や緊張から動悸やめまいといった身体症状を起こしやすくなることに加え、日々の意欲が著しく低下して日常生活に支障をきたすことが少なくありません。また、過去の出来事を後悔してひどく落ち込みながら、未来のことに対して強い恐怖を抱くといった状態がみられることもあります。
併発が起こりやすい背景
不安障害とうつ病が併発しやすい背景には、共通する要因が関与していると考えられています。脳内の神経伝達物質の働きが両方の症状に影響を与えている可能性が指摘されています。また、不安障害による慢性的な緊張や恐怖、社会生活での困難といった強いストレスが長期間続くことで心身が疲弊し、それが気分の落ち込みにも影響してうつ病を引き起こす要因になることがあると考えられています。
治療の考え方
併発している状態であっても、適切なサポートによって回復に向かうことは可能です。治療においては、心身を休ませるための十分な休養を基本とし、医師の判断のもとで薬物療法や、考え方のバランスを整える認知行動療法などの精神療法が行われます。ご自身の状態を客観的に見つめ直したい場合は、不安障害セルフチェック|代表的な症状から傾向を確認を利用してみるのも一つの方法だと言えます。気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。
精神科訪問看護との関わり
不安障害の治療や生活のサポートにおいて、精神科訪問看護が関わることがあるとされています。症状が落ち着いている時期も含めて、継続的に関わっていく存在として位置づけられています。
ご自宅で安定した療養生活を送るための選択肢として、訪問看護ステーション ラララへのご相談もご検討ください。
まとめ
不安障害は先の出来事への過剰な心配が中心であり、うつ病は気分の落ち込みが中心であるという違いがありますが、これらは非常に併発しやすい疾患です。慢性的な不安によるストレスがうつ病の引き金になることも少なくありません。併発している場合でも、休養や薬物療法、精神療法を通じて回復を目指すことができるため、専門の医師による診断と治療へ繋がる視点を持つことが重要だと言えます。
まずは相談だけでも構いません。『こちら』からお気軽にご相談ください。
参照:MSDマニュアル