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不安障害と発達障害の関係|なぜ併存しやすいのかを解説

2026.08.24 精神科訪問看護とは

発達障害と不安障害は併存しやすい

大人の発達障害において、過剰な心配や恐怖が持続する不安障害を併発することは少なくありません。精神医学の分野では、もともとの発達特性が背景にあって生じる別の精神疾患を二次障害と呼ぶことがあります。不安障害とはどのような疾患かについては別の記事で総論を解説していますが、発達障害の特性によって生じる日常生活の困難やストレスが長期間積み重なることで、慢性的な不安を引き起こしやすくなるのだと言えます。

 

 

ASD(自閉スペクトラム症)の特性と不安の関係

ASDの特性を持つ人は、予測できない急な変化や、見通しが立たない状況に対して強いストレスを感じやすいと言えます。自分の決まったルーティンや法則性が崩れることに敏感であり、それが大きな不安へと繋がるのです。また、対人コミュニケーションにおいて相手の意図を汲み取ることが苦手な場合、人間関係での気疲れが慢性化し、社会生活での不安を強める要因となります。

 

ADHD(注意欠如多動症)の特性と不安の関係

ADHDの特性を持つ人は、不注意や衝動性によって、仕事や日常のタスクでミスを繰り返しやすい傾向があります。その結果、失敗体験が蓄積し、周囲からの指摘を受ける機会が増えることで自己肯定感が低下してしまいます。「また失敗するのではないか」「周りからどう思われているか」という過度な心配が常につきまとうようになり、それが不安障害を発症する引き金になるのです。

 

発達障害の特性からくる不安との向き合い方

自身の特性からくる不安を和らげるためには、まずは自分がどのような状況で不安を感じやすいのか、そのパターンを理解する視点を持つことが大切です。無理に苦手なことを克服しようとするのではなく、得意なことと不得意なことを整理し、ストレスを減らせるような環境を整えることが重要だと言えます。専門医の診断を受けながら、自分に合った生活のペースを見つけていくことが回復への第一歩となります。

 

周囲の理解も大切

発達障害と不安障害を併存している場合、本人の努力だけでは対処が難しい場面が多くあります。そのため、家族や職場など、周囲の人たちが本人の特性を理解し、プレッシャーをかけないようなサポートをすることが重要です。不安障害の人への接し方についても別の記事で解説していますが、本人の失敗を責めず、安心できるコミュニケーションを心がける視点が求められます。

 

精神科訪問看護との関わり

不安障害の治療や生活のサポートにおいて、精神科訪問看護が関わることがあるとされています。症状が落ち着いている時期も含めて、継続的に関わっていく存在として位置づけられています。
ご自宅での安定した生活と、特性に合わせた療養を支える選択肢として、訪問看護ステーション ラララへのご相談もご検討ください。

 

まとめ

成人の発達障害(ASDやADHD)の特性は、日常生活における失敗体験や対人関係のストレスを招きやすく、二次障害として不安障害を併発しやすいと言えます。ASDの「変化への苦手さ」やADHDの「失敗の蓄積による自己肯定感の低下」など、不安を感じる理由は特性によって異なります。自身の特性を理解して環境を整えるとともに、周囲の適切なサポートや医療機関での治療へ繋がる視点を持つことが大切なのです。

 

まずは相談だけでも構いません。『こちら』からお気軽にご相談ください。

参照:MSDマニュアル

 

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