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「最近お酒の量が増えてきた」「飲まないと落ち着かない日がある」このような変化は、飲酒コントロールが低下しているサインかもしれません。
アルコール依存症はお酒との付き合い方が難しくなり、飲酒してはいけない状況でも飲酒を続けてしまう病気です。
この記事では、セルフチェックや初期症状、受診の目安について解説します。
必要に応じて訪問看護を利用できるため、早期に自分の状態を把握し適切な支援につなげましょう。
アルコール依存症の症状チェック|女性は4点以上で要注意
お酒のコントロールに不安を感じたら、まずは簡易チェック「AUDIT-C」でセルフチェックをしましょう。
以下の3つの質問に答えて、点数を合計してください。
■1.アルコール飲料をどのくらいの頻度で飲みますか?
0:飲まない
1:1か月に1度以下
2:1か月に2~4度
3:1週に2~3度
4:1週に4度以上
■2.飲酒するときは通常どのくらいの量を飲みますか?
0:1~2ドリンク
1:3~4ドリンク
2:5~6ドリンク
3:7~9ドリンク
4:10ドリンク以上
※「ドリンク」とは、純アルコール約10gを含む量の目安です。
(例:ビール500ml=2.0ドリンク、日本酒1合=2.2ドリンク)
■3.1度に6ドリンク以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか?
0:ない
1:1 か月に1 度未満
2:1 か月に1度
3:1週に1度
4:毎日あるいはほとんど毎日
男性は合計6点以上、女性は合計4点以上で、お酒との付き合い方を見直す基準とされています。
ただ、この点数だけでアルコール依存症と診断されるわけではありません。
少しでも気になるときはひとりで抱えず、医療機関に相談しましょう。
アルコール依存症の初期症状
アルコール依存症の初期症状として、以下が挙げられます。
・冷や汗が出る
・控えようと思っても飲んでしまう
・アルコールが切れると落ち着かずイライラする
症状が進行すると、幻覚や強い不安、手足の震えなどがみられるようになります。
心当たりがある場合は単なる飲みすぎではなく、身体が助けを求めているサインといえるでしょう。
アルコール依存症で病院を受診する目安
以下のような症状があるときは、早めに病院を受診しましょう。
・飲酒量が増えた
・仕事や家事に影響が出ている
・手の震えやだるさなどが続く
生活の中心がお酒になると、気づかないうちに心身への負担がかかり、依存が進行しやすくなります。
自分の力だけではコントロールできないと感じたら、早めに医療機関への相談が必要です。
アルコール依存症の治療について知りたいときは、こちらの記事を参考にしてください。
アルコール依存症に訪問看護という選択肢
アルコール依存症では、必要に応じて訪問看護の利用が可能です。
訪問看護では、以下のようなサポートを受けられます。
・通院や服薬継続のサポート
・飲酒欲求が高まった際の相談
・身体・精神面の健康状態の確認
アルコール依存症の改善には、治療と日常生活の調整が欠かせません。
通院に加えて訪問看護を利用しながら、自宅での回復を目指しましょう。
アルコール依存症の症状が気になるときは早めに相談しよう
アルコール依存症は、気づかないうちに少しずつ進行する病気です。
セルフチェックで気になる点があるときや日常生活に影響が出ているときは、早めに医療機関に相談しましょう。
アルコール依存症は病院での治療と並行しながら、自宅で訪問看護の支援も受けられる場合があります。
依存症治療での悩みや不安などを訪問看護師に打ち明けることで、継続的に治療と向き合いやすくなるでしょう。
ご興味のある方は、こちらからお気軽にご相談ください。