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境界性パーソナリティ障害の方への接し方|家族が意識したいポイント

2026.10.03 精神科訪問看護とは

身近な人(家族やパートナーなど)が境界性パーソナリティ障害と診断されたり、その疑いがあったりする場合、どのように接すればよいのか悩む方は少なくありません。感情の激しい波や不安定な関係性を目の当たりにして、どう対応するのがお互いにとって良いのか、戸惑いを感じることもあるでしょう。この記事では、境界性パーソナリティ障害の方への接し方について、基本的な考え方やご家族が意識したいポイントを解説します。

 

接し方の基本的な考え方


境界性パーソナリティ障害の方に接する際、まずはご本人と病気の症状を分けて考えることが大切です。強い言葉や極端な態度は、相手から拒絶されたり見捨てられたりすることを極度に恐れる「見捨てられ不安」などの症状から生じているものであり、ご本人の本来の性格ではありません。

また、接する側がその日の気分や状況によって態度を変えると、相手の不安を強めてしまうことがあります。できる限り一貫した態度を保ち、落ち着いて関わることが接し方の基本となります。

 

意識したいポイント

 日々のコミュニケーションでは、いくつか意識したいポイントがあります。

第一に、相手が感情的になっているときは、同じように感情的に反論せず、冷静に話を聞く姿勢を持つことです。相手の気持ちを否定せずに受け止めることで、安心感につながります。

第二に、お互いにとって適切な距離感を保つことです。近すぎる関係は、物事を極端に「良い」か「悪い」かの二極で捉えてしまう「白黒思考(スプリッティング)」を刺激しやすくなります。適度な距離を保つことは、双方が穏やかに過ごすために必要です。

第三に、相手の要求すべてに応えようとしすぎないことです。相手の愛情や関心、どこまで自分を受け入れてくれるかを確かめようとする「試し行動」が見られることもありますが、無理な要求には冷静に線引きをすることが、結果としてお互いの負担を減らすことにつながります。

 

ご家族自身を大切にすること


身近な人を支えようとするあまり、ご家族が自分自身の生活や心身の健康を後回しにしてしまうことがあります。しかし、ご家族自身が安定した状態を保つことは、ご本人にとっても非常に重要です。 発症の原因は、決してご家族の育て方や特定の誰かのせいではありません。すべてを一人で抱え込まず、必要に応じて周囲の人や医療機関、専門家の力を借りながら、ご家族自身の生活や心も大切にしてください。

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気になる言動があったとき


自分を傷つけるような言動が見られたときは、家族だけで抱え込まず、速やかに医療機関へ相談してください。

 

まとめ

 境界性パーソナリティ障害の方への接し方では、ご本人と症状を分けて考え、一貫した態度で冷静に関わることが基本となります。感情的に反論せず話を聞き、適切な距離感を保ちながら、無理な要求には応えすぎないことがポイントです。そして何より、ご家族自身が一人で抱え込まずに専門家を頼り、ご自身の心身を大切にすることが大切です。

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参照:MSDマニュアル

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