何もないのに心がざわついたり、ふいに嫌な記憶を思い出してつらいと感じたりしている方もいるでしょう。
心が落ち着かないときは、精神的な要因が背景にあるケースもあるため、早めに対処することが重要です。
この記事では、心がざわつく原因と対処法を詳しく解説します。
心がざわつく原因とは?
心がざわつくときは、以下の原因が考えられます。
・ストレスが溜まっている
・精神疾患にかかっている
ストレスが溜まっていると、他人に対してイライラする、不安を感じやすくなるなどの症状が出る場合があります。
また、不安障害やうつ病などの精神疾患の治療中、気分の落ち込みや人に対する恐怖心などから、心がざわついてしまう方も少なくありません。
参照:厚生労働省/こころもメンテしよう こころのSOSサインに気づく
参照:厚生労働省/不安障害
心がざわざわするのはPTSDの可能性もある
嫌な記憶を思い出したり、つらい感情が呼び起こされて心がざわついたりする場合、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が原因の可能性もあります。
PTSDは、過去に強い精神的ショックを受けたのがトラウマとなり、度々嫌な記憶を思い出す精神疾患です。
PTSDを抱えている方の中には、嫌な記憶が目の前で繰り返されたように感じる「フラッシュバック」が起こり、強い不快感を感じる方もいます。
PTSDが原因の場合、克服するまで長い時間が必要になる可能性もあるため、早めに医療機関で相談しましょう。
心がざわざわする時の対処法
心がざわつくときの対処法を解説します。
・精神科や心療内科に相談する
・心のセルフケアを行う
・専門家のサポートを受ける
詳しく見ていきましょう。
精神科や心療内科に相談する
心がざわついて悩んでいる場合、まずは精神科や心療内科へ相談に行きましょう。
精神科や心療内科で検査を受けると、心がざわつく原因がストレスなのか精神疾患なのかを判別できます。
ストレスが原因である場合も、解消するためのアドバイスを受けられるため、近くのクリニックや病院へ気軽に相談してみてください。
心のセルフケアを行う
心がざわつく場合、心のセルフケアを行うのも重要です。
ストレスや不安、緊張などが原因の場合、セルフケアを行い解決できる可能性もあります。
・深呼吸をする
・運動やストレッチで身体を動かす
・音楽を聴いたり大声で歌ったりする
・自分が今抱えている感情を書きだす
特に、深呼吸や運動をする、音楽を聴くなどは簡単に行えます。
心が落ち着かないときは、これらのセルフケアを試し、リラックスして気持ちを落ち着けましょう。
専門家のサポートを受ける
PTSDなど精神疾患の診断を受けた場合、専門家のサポートを受けるのも手段の1つです。
特に、日常生活に支障が出ている場合は、精神科訪問看護の利用を検討してみるのもよいでしょう。
精神科訪問看護では、PTSDやうつ病に詳しい看護師が訪問しケアを行います。
人前に出ると心がざわついて外出が困難な方も、安心して医療的ケアを受けることが可能です。
日常生活のサポートや悩みの相談もできるため、診断を受けた方は利用も検討してみるのもよいでしょう。
心がざわつくなら早めに原因を突き止めて対処しよう
心がざわつく場合、ストレスが溜まっている、トラウマからPTSDを発症しているなど、さまざまな原因が考えられます。
早期の解決を目指す方は、医師や専門家のサポートを受け、適切に対処しましょう。
『訪問看護ステーションラララ』では、精神疾患が原因で心がざわつく方へのサポートを提供しています。
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