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うつ病の復職支援はあるの?安心して職場に戻るための制度を解説

2025.11.03 精神科訪問看護とは

うつ病の症状が落ち着き復職を検討しているが、休職前のように仕事ができるか不安という方もいるでしょう。
そんなときは、復職支援を利用するのがおすすめです。

本記事では、うつ病の方が受けられる復職支援やリワークプログラムの種類について解説します。

復職に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。


うつ病の方が受けられる復職支援

うつ病の方が復職したいと思ったとき、受けられる復職支援はいくつかあります。
ここでは、うつ病の方が受けられる復職支援を2つ解説します。


リワークプログラム

リワークプログラムとは、「return to work」を意味し、うつ病などで休職している方が職場復帰を目指すための支援です。

医療機関や専門施設で行われ、通いながら生活リズムを整え、働く準備を進めます。
プログラムでは、オフィスワークや軽作業などのほか、うつ病の再発を防ぐための教育や認知行動療法なども取り入れられます。

初期は軽運動などで集団生活に慣れ、後半では働き方を振り返り、ストレス対処法を学ぶようです。


職場の試し出勤制度

企業によっては、正式な復職前に短期間出勤して働けるか確認する「試し出勤制度」があります。

産業医や主治医の意見をもとに、短時間勤務や残業制限など体調に合わせた働き方が設定され、段階的に勤務時間を延ばすことで負担を減らし、再発防止にもつながります。

この制度を利用すれば、長期休職後の不安が和らぎ、少しずつ職場に慣れていけるでしょう。


リワークプログラムの種類

前述したリワークプログラムには、4種類あります。
ここでは、それぞれのリワークプログラムについて解説します。


医療機関のリワークプログラム

医療機関のリワークプログラムは、うつ病などで休職している方の再発防止を目的とした復職支援です。

精神科デイケアなどを通じて、医師や看護師、心理士などがチームでサポートします。
生活リズムを整え、ストレス対処法や社会的スキルを学びながら復職を目指します。

自立支援医療制度を利用すれば費用負担を軽減でき、期間は約3〜6ヶ月程度です。


地域障害者職業センターのリワークプログラム

地域障害者職業センターは、各都道府県にある公的機関で、職場への再適応を目的とした支援を行っています。

職業カウンセラーが本人や主治医、勤務先をつなぎ、復職に向けた合意形成をサポートします。

期間は約12〜16週間で、集中力や持続力を高める訓練、ストレス対処の練習、職場への助言などを行うのが一般的です。
費用は無料ですが、公務員は対象外です。


企業内のリワークプログラム

一部の企業では、休職から復帰までを段階的に支援するリワークプログラムを実施してるようです。

復職前に試し出勤などを行い、働ける状態なのかを確認する仕組みです。

主治医の診断だけでは分からない復職後の安定性を見極め、再休職を防ぐことを目的としています。


民間企業のリワークプログラム

民間のリワークプログラムは、休職中の方だけでなく退職後に復職を目指す方も利用できます。

農作業や創作活動など独自の内容を取り入れる施設もあり、期間は3〜6ヶ月ほどです。
失業中の場合は1年以上になるケースもあるようです。

福祉制度を利用すれば自己負担は1割に抑えられ、所得に応じて上限額が設定されます。


うつ病の方が復職する際は支援を活用しよう

うつ病からの復職には、心身の安定と環境への慣れが欠かせません。
リワークプログラムや試し出勤制度を活用することで、生活リズムを整えながら段階的に職場へ戻る準備ができます。
自分の状態に合わせた支援を選び、復職を焦らず、専門家と連携して無理のないペースで進んでいきましょう。

もし復職に関する不安や悩みがある場合は、訪問看護でも相談できます。
医療機関や施設よりも、住み慣れた自宅で、かつ信頼できる訪問看護師のほうが相談しやすいときもあるでしょう。

訪問看護ステーションラララでは、症状の管理のほか、社会復帰のサポートなどもしております。
ぜひこちらからお気軽にご相談ください。

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