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うつ病の家族や周りが疲れるのはなぜ?支える人が倒れないための対処法を解説

2025.11.17 精神科訪問看護とは

うつ病の方を支える家族や周りの人は、支え続けているうちに疲れてしまうケースがあります。

本記事では、うつ病の方の家族や周りが疲れる理由や疲れたときの対処法を解説します。

うつ病の方を支えている方は、ぜひ参考にしてください。


うつ病の方の家族や周りが疲れる理由

うつ病を支える家族や周りの人が疲れてしまうのは、症状の理解や接し方が難しく、心身の負担が大きくなりやすいからです。

うつ病は気分や行動に波があり、急に引きこもったり意欲がなくなったりするケースがあります。
その変化にどう関わればよいか分からず、振り回されてしまうとストレスがたまるのです。

また、看病のために仕事や自分の時間を割く状況になり、日常生活が変化する場合も少なくありません。
「自分のせいかもしれない」と自責の念を抱く人もおり、つらさに共感しすぎて気持ちが沈むこともあります。

このような負担が重なり、家族や周りの人が疲弊し共倒れになってしまう可能性があるのです。


うつ病の方の家族や周りが疲れたときの対処法

うつ病の方と接するうちに疲れてきたときは、ここで解説する5つの対処法を試してみてください。


趣味の時間を確保する

好きなことを楽しむ時間をつくるのは、気持ちを安定させるうえで大切です。

支える生活が長く続くと、自分の時間がなくなり気持ちに余裕がなくなりやすくなります。
短時間でも趣味を楽しむと、心が整い、落ち着いて接することができるでしょう。

読書や音楽など、自分に合った方法で気分転換を取り入れるようにしましょう。


体を動かす

散歩やストレッチなど軽い運動は、ストレスを和らげ、気分転換につながります。

うつ病の方を支えていると家にこもりがちになり、気持ちが沈みやすくなりますが、体を動かすと心が軽くなります。

無理なく続けられる運動をして、「気持ちがすっきりした」と感じられる範囲で取り組みましょう。


うつ病の方と離れる時間をつくる

常に寄り添い続けると疲れがたまりやすくなるため、適度に距離を置く時間を持つとよいでしょう。

距離を置くのは冷たい対応ではなく、長く支え続けるための工夫です。
安全に過ごせる環境を整えたうえで、短時間でも自分の時間を確保しましょう。


専門家に相談する

負担を感じたら、専門機関に相談しましょう。

うつ病は医療や専門知識が必要なため、家族だけで抱え込むと限界がきます。
医療機関や保健所、精神保健センターなどでは治療につなげる方法や日常の悩みを相談できます。

家族が無理なく支え続けるために、専門家の力を借りるのが大切です。

参照:こころの情報サイト「治療や生活へのサポート – 相談しあう・支えあう」


コミュニティに参加する

同じ立場の人とのつながりは、不安が軽くなり前向きに支える力が生まれる可能性があります。

家族会やオンラインコミュニティでは、悩みを共有でき、安心感を得られます。
また、ほかの人の体験を聞くと、新しい対応方法に気づけるかもしれません。

地域の家族会や医療機関が主催する会など、参加できる場はさまざまあるので探してみてください。

参照:こころの情報サイト「治療や生活へのサポート – 相談しあう・支えあう」


うつ病の方の家族や周りが疲れる前に専門家に相談しよう

うつ病の方を支える家族や周囲の人は、症状の変化や接し方の難しさから、心身ともに大きな負担を抱えやすくなります。
少しでも長く寄り添うためには、家族自身が疲れをため込まないのが大切です。

趣味や運動で気分転換をしたり、適度な距離を保ちながら休息することで、心の余裕を取り戻せます。
また、同じ立場の人とつながれる場に参加したり、専門機関へ相談したりするのも、支え続ける力になります。

さらに、訪問看護を利用すれば、自宅で看護師によるサポートが受けられ、家族が過度に介入しなくても済むでしょう。
無理せず、周囲や専門家の力を上手に借りながら、うつ病の方を支えていきましょう。

うつ病の方と接するのに疲れてしまった方は、訪問看護ステーションラララにご相談ください。

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