うつ病には、前触れのような初期症状があります。
初期症状に気づき、適切に対処できれば、症状の悪化を防ぎ早期回復につなげられるかもしれません。
本記事では、うつ病の初期に見られやすい症状や悪化を防ぐための対処法を解説します。
不調が続いていてうつ病かもと不安になっている方は、ぜひ参考にしてください。
うつ病の初期症状
うつ病の初期には、以下のような症状が現れる場合があります。
・睡眠障害が起きる(眠れない、早く目覚める、眠気が続くなど)
・気分が落ち込む
・興味や喜びがなくなる
・イライラしやすくなる
・食欲不振または過食になる
・涙もろくなる
・自信がなくなる
・集中力が低下しミスが増える
・体がだるく疲れやすくなる
・身体の不調が現れる(頭痛やめまい、動悸など)
・死にたいと考える
これらの症状が2週間以上続く、または日常生活に支障をきたすようであれば、うつ病の可能性があります。
早期に気づき、適切な対処をするのが重要です。
うつ病の初期症状を悪化させないための対処法
うつ病の初期症状が現れたときは、悪化しないように早めに対応するのが重要です。
ここでは、うつ病の初期症状を悪化させないための対処法を5つ解説します。
規則正しい生活を送る
うつ病の症状を悪化させないために、生活リズムを整えましょう。
朝は一定の時間に起きて光を浴び、日中は活動的に過ごす、そして夜は静かな環境で決まった時間に眠る習慣をつけると、体内時計が安定し気分も落ち着きやすくなります。
はじめは難しく感じても、起床と就寝の時間をそろえるだけで心身に変化が現れるでしょう。
栄養バランスを意識した食事をとる
栄養バランスを意識した食事をとるのも重要です。
栄養が偏ると脳の働きに影響が出たり体の不調が出たりして、気分の変動を引き起こす可能性があります。
主食・主菜・副菜をそろえるよう心がけ、朝昼晩の食事を毎日同じ時間にとると、心身の調子が整いやすくなります。
運動をする
軽い運動は、うつ病の症状悪化の防止に役立つといわれています。
ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲での運動でも心身によい効果が期待できます。
また、日常の中でもエスカレーターを階段に変えるなど、こまめに体を動かす工夫も効果的です。
毎日少しずつ体を動かすのは、自律神経の安定や睡眠の質の向上にもつながります。
無理をせずしっかり休む
うつ病の初期症状が現れたら、しっかりと心と体を休ませるのが大事です。
気づかないうちにストレスが蓄積し、無理を続けると状態が悪化してしまうかもしれません。必要に応じて学校や仕事を休み、生活の負担を減らすことをためらわないでください。
「がんばらなきゃ」と思う気持ちよりも、「今は休むことが必要」と考えるのが、回復のためには大切です。
趣味を楽しむ時間や静かな環境で過ごすのも、心のエネルギーを取り戻すきっかけになります。
医療機関を受診する
初期症状が見られたら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。
精神科や心療内科では、症状に合わせた適切な対応を受けられます。
「もしかしてうつ病かも」と思った段階で相談するのが、早期回復への近道です。
自己判断せず、専門家の力を借りましょう。
うつ病の治療に訪問看護を利用するのも選択肢の1つ
うつ病の初期には、気分の落ち込みや睡眠、食欲の変化など、心と体にさまざまな不調が現れます。
症状が続く場合は無理をせず、生活を整え、早めに医療機関へ相談しましょう。自宅でも治療を受けたいという方は、訪問看護の利用を検討してみてください。
訪問看護ステーションラララでは、ご自宅へ訪問し、利用者さまのご希望を伺いながらサポートいたします。
ぜひ、こちらからお気軽にお問い合わせください。