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統合失調症と付き合いながら働きたいと思いつつも、就職できるのか、ちゃんと働けるのかと不安を抱えている方もいるでしょう。
そんなときは、就労支援を活用するのをおすすめします。
本記事では、統合失調症の方が受けられる就労支援や働きやすい職場の特徴を解説します。
働きたいと考えている統合失調症の方は、ぜひ参考にしてください。
統合失調症の方が受けられる就労支援
統合失調症の方が働きたいと思ったとき、就労に関する支援を受けることが可能です。
ここでは、統合失調症の方が受けられる就労支援を4つ解説します。
地域障害者職業センター
地域障害者職業センターは、働きたい気持ちはあるけれど自信が持てない方にとって心強い支援機関です。
仕事を始める前の雇用促進支援・雇用継続支援では、就職の希望などを聞き取り、職業能力の評価を行います。
その結果をもとに、就職へ向けた支援計画(職業リハビリテーション計画)を作成し、必要な訓練や助言を受けられるのです。
また、就職後も支援があり、職場での悩みや不安を継続的にサポートしてもらえます。
参照:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「地域障害者職業センターの精神障害者総合雇用支援のご案内」
就労継続支援
体調の波やストレスにより一般企業で働くのが難しい方には、就労継続支援が適しています。
この制度にはA型とB型があり、A型は事業所と雇用契約を結び、支援を受けながら働くスタイルです。
給与は原則として最低賃金以上で、職場に近い環境で働く経験を積めます。
一方、B型は雇用契約を結ばず、軽作業や手工芸などを行い、工賃を得る形です。
無理のないペースで社会とのつながりを保てるのが特徴で、働くリズムを取り戻したい方にも向いています。
参照:厚生労働省「障害者福祉施設における就労支援の概要」
就労移行支援
これから働くためのサポートを受けたい場合は、就労移行支援を利用すると安心でしょう。
最長2年間、ビジネスマナーやPC操作、コミュニケーションなどの就労スキルを段階的に学べます。
また、自分に合った職場探しの支援も受けられます。
就職後も定着支援を受けられるため、体調管理や人間関係の悩みを相談しながら長く働き続けられるでしょう。
参照:厚生労働省「障害者福祉施設における就労支援の概要」
ハローワーク
ハローワークでは、障害のある方専用の窓口があり、就職支援が受けられます。
求人紹介のほか、履歴書の書き方や面接対策、応募先の企業との調整など幅広いサポートがあります。
希望があれば、担当者が採用面接に同行してくれる場合もあるようです。
また、障害者向けの合同面接会もあり、安心して就職を進められる仕組みも整っています。
統合失調症の方が働きやすい職場環境
統合失調症の方が安心して働き続けるためには、働く環境が大切です。
以下に、統合失調症の方が働きやすい職場の特徴をまとめました。
・柔軟な勤務制度(時短勤務、フレックスタイムなど)
・静かで集中しやすい環境
・ルーティンワーク中心の業務
・人間関係の負担が少ない仕事
・障害への理解がある職場
このような職場では、体調やストレスをコントロールしながら、自分のペースで仕事を続けやすくなります。
長期的に安定して働くためには、働きやすい環境を選ぶようにしましょう。
統合失調症の仕事の悩みは訪問看護でも相談できる
統合失調症の方が無理なく働くためには、自分に合った就労支援を活用し、安心して働ける環境を整えることが大切です。
地域障害者職業センターや就労継続支援、就労移行支援、ハローワークなどの制度を利用すれば、就職前から就職後まで一貫したサポートを受けられます。
また、静かな環境や柔軟な勤務制度、理解ある職場を選ぶことで、ストレスを抑えながら長く働き続けられるでしょう。
もし仕事に関する不安や体調の波で悩むときは、訪問看護に相談するのも1つの方法です。
訪問看護ステーションラララでは、利用者さまの仕事や日常生活の困りごと、不安に合った看護サービスを提供いたします。
就労支援や訪問看護を上手に活用し、焦らずに長期的な就労継続を目指しましょう。
ぜひこちらからお気軽にご相談ください。