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強迫性障害における看護目標とは?ケアのポイントと学び方も解説

2025.07.11 精神科訪問看護とは

強迫性障害の患者さまをケアする場合、症状に合わせた接し方やコミュニケーションを意識するのがポイントです。
症状を緩和し、穏やかに生活してもらえるようにするために、適切な目標設定とケアの方法を理解する必要があります。

この記事では、強迫性障害の方に看護を実施する場合の目標設定や、ケアを実施するときのポイントを解説します。

強迫性障害における看護目標とは?

強迫性障害の患者さまをケアする場合、症状の緩和を目標にアプローチをしていく場合があります。

強迫観念や強迫行為の頻度を減らし、できる限りスムーズな日常生活復帰を支援するには、関わる機会の多い看護師のケアが影響するケースも多いためです。

強迫性障害の症状は、日常生活のさまざまなシーンが引き金となる可能性があります。
病室や在宅の環境設定や服薬管理など、症状緩和に向けたケアを提供できるよう、目標を設定しましょう。

関連記事:強迫性障害は治る?代表的な症状と治し方を解説

強迫性障害における看護のポイント

強迫性障害の患者さまに設定した看護目標を達成するには、接し方や気遣いなどを配慮するのが重要です。
この章では、強迫性障害の方に対する看護のポイントを解説します。

患者さまの意思を尊重する

強迫性障害の患者さまと接する場合、患者さまの意思を尊重するのが重要です。

強迫観念が強く生じている方は「手を洗いたい」「忘れ物がないか確認したい」など、さまざまな要望を口にする場合があります。

そのような場合、行動を制限するのではなく、強迫行為や確認が済んで落ち着くのを待ちましょう。

強迫観念や強迫行為を否定しない

強迫性障害の患者さまと会話する際は、強迫観念や強迫行為を否定するような言動はしないように気をつけましょう。

強迫性障害の症状に対し、最も苦しんでいるのは患者さま本人です。
つらく感じているところに否定までされると、自分自身を否定されていると感じてしまう場合もあります。

責めたり問いただしたりせず、むしろ「つらいですね」というように共感する姿勢で接するとよいでしょう。

ストレスや不安を与えないよう配慮する

ストレスや不安を感じる環境で過ごしていると、症状が悪化してしまう可能性があります。

強迫性障害を発症する原因の1つに「ストレス」があるとされており、症状の悪化につながる可能性があるためです。

強迫観念を引き起こさないよう、病室内の物の配置に気を配るなど、ストレスの少ない環境づくりをサポートしましょう。

強迫性障害の看護を学ぶ方法

強迫性障害について学びたい場合、研修会に参加するのがおすすめです。
強迫性障害の研修は、国立病院機構や行動医学研究部など、さまざまな団体で研修を開催しています。
専門的な研修を受ければ、強迫性障害の知識や看護のポイントを身に付けられるでしょう。

また、現場で知識やスキルを磨くのも手段の1つです。
精神科訪問看護ステーションに就職し、利用者さまと直接関わることで、実用的な知識やスキルが身に着く機会を得られます。

強迫性障害の看護に興味があるなら訪問看護への転職も検討しよう

強迫性障害のある方を看護する場合、目標を明確にする、看護のポイントを押さえるなどの意識を持つのが重要です。
適切な接し方を心掛け症状を緩和し、日常生活や社会生活への円滑な復帰をサポートしましょう。

『訪問看護ステーションラララ』では、強迫性障害のある方へのサポートを提供しています。
訪問看護師としての働き方に興味のある方は『こちら』から、気軽にお問い合わせください。

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