体調が安定してきたり、費用や精神的な負担を感じたりすると、訪問看護の回数を減らしたいと思う方もいるでしょう。
しかし、訪問看護は症状の管理や再発防止に大切な役割を果たしており、すぐに回数を減らすと症状が悪化する可能性もあります。
本記事では、訪問看護の回数を減らせるのかや減らすリスク、減らしたいときの対応方法などを解説します。
回数を見直す前に、ぜひ参考にしてください。
訪問看護の回数は減らせる?
訪問看護の回数は、医師の指示やご本人の体調、生活状況に応じて減らせます。
医療保険の場合は、週の利用回数に上限があり、医師の指示書に基づいて回数は定められています。
しかし、病状が安定してきて、「今はそこまで頻繁に来てもらわなくても大丈夫」と感じる場合もあるでしょう。
そういった場合は、医師や訪問看護ステーションに相談することで、必要に応じて訪問回数の調整ができる可能性があります。
訪問看護の回数を減らしたいと感じる理由
訪問看護の回数を減らしたいと考える背景には、さまざまな理由があります。
代表的な理由は以下のとおりです。
・訪問看護師の態度や対応に不満がある
・訪問看護は重症の人だけが使うものだと思っている
・病気を自覚しておらず必要性を感じていない
・症状が落ち着いていて、頻繁な訪問が不要に思える
・費用負担が家計にとって大きいと感じている
このような考えがある場合は、無理して続けるのではなく、一度医師や訪問看護ステーションに相談してみましょう。
改善策を提案してくれるかもしれません。
訪問看護の回数を減らすリスク
訪問看護の回数を減らすと、症状の悪化や再発につながる可能性があります。
訪問看護では、体調の変化を早期に察知したり、服薬の管理や生活の相談に乗ったりと、生活の支えとなる役割を担っています。
特に、精神疾患は症状が再発しやすいため、訪問回数が減ると自己管理が難しくなり、病状のコントロールが不安定になってしまうかもしれません。
回数を見直す際には、こうしたリスクがある点を理解しておきましょう。
訪問看護の回数を減らしたいときの対応方法
訪問看護の回数を減らしたいときの対応方法を2つ解説します。
医師や訪問看護ステーション、ケアマネジャーに相談する
訪問看護の回数を減らしたいときは、まず担当の医師や訪問看護ステーション、ケアマネージャーに相談しましょう。
担当医に現在の体調や不安を伝えることで、必要なケアの度合いや回数を客観的に判断してもらえるでしょう。
また、訪問看護の内容に不満がある場合は、訪問看護ステーションに伝えるのも1つの方法です。
介護保険を利用している方であれば、ケアマネジャーに相談すれば、ケアプランの見直しや他の支援策を提案してもらえる可能性があります。
別の訪問看護ステーションを検討する
今の訪問看護サービスに不満がある場合は、別の訪問看護ステーションに切り替えるという方法もあります。
事業所ごとに得意とする分野やサービス内容に違いがあり、精神科、小児看護、リハビリ、ターミナルケアなど、それぞれに特化した事業所も存在します。
利用者の希望や状態に合ったステーションに変えることで、不安やストレスが軽減され、より満足度の高い支援を受けられるでしょう。
訪問看護の回数を減らしたいときは看護師に相談しよう
訪問看護の回数を減らしたいと感じたときは、まず医師や訪問看護ステーション、ケアマネジャーに相談しましょう。
体調や生活の変化に応じて回数を見直せますが、症状の悪化や再発といったリスクもあるため、専門職の意見を聞きながら慎重に判断するのが重要です。
また、現在のサービスに不満がある場合は、訪問看護ステーションの変更も1つの選択肢です。
訪問看護ステーションラララは、利用者さまの状態やご希望に合わせた看護サービスを提供しています。
ぜひこちらからお気軽にご相談ください。