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統合失調症の断薬は成功するの?リスクや注意点を解説

2025.06.02 精神科訪問看護とは

統合失調症の治療が続く中で、「薬をいつまで飲み続けるのか」「断薬は可能なのか」と疑問を抱く方もいるでしょう。

症状が安定してくると、薬をやめたいと考える方もいるでしょう。
しかし、統合失調症は再発しやすい病気であり、断薬には大きなリスクが伴います。

本記事では、統合失調症の断薬は成功するのか、どのようなリスクがあるのか、そして断薬したいときの注意点について解説します。

統合失調症の断薬はできるのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

統合失調症の断薬は成功する?

統合失調症の断薬は、必ずしも成功するとは限りません。

むしろ、薬をやめることで症状が悪化したり、再発したりするリスクが一気に高まる可能性があります。
再発すると、入院が必要になるケースもあり、生活への影響が大きくなってしまうでしょう。

さらに、再発を繰り返すと症状が重くなり、元の状態に戻るまでに時間がかかる場合もあります。

断薬は主治医の管理のもとで、体調を見ながら進める必要があります。

統合失調症の断薬をするリスク

統合失調症の薬を急にやめると、身体や心にさまざまな不調が現れる可能性があります。
これを離脱症状といい、以下のような症状が現れます。

・頭痛
・吐き気
・めまい
・不安
・不眠

特に自己判断で突然服薬を中止した場合に起こりやすく、再発だけでなく重い副作用につながるおそれもあるため、自己判断で断薬するのは避けましょう。

統合失調症の断薬をしたいときの注意点

統合失調症の治療が順調に進むと、「そろそろ薬をやめてもよいのでは」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、断薬には再発や体調悪化などのリスクが伴います。

ここでは、断薬をしたいときの注意点について解説します。

勝手に断薬しない

症状が落ち着いてくると「もう薬はいらないのでは」と感じる方もいるかもしれませんが、自己判断でやめてはいけません。

断薬は、前述したような離脱症状が現れたり、再発につながったりするリスクがあります。

薬をやめたい気持ちがあるときは、主治医に相談し、一緒に無理のない減薬計画を立てましょう。
例えば、週に一度だけ服用を減らすなど、体調に配慮した進め方があります。

医師との信頼関係を保ちながら減薬に取り組むことが、再発を防ぎ、安定した生活を送るために必要です。

症状が悪化したらすぐに医師に相談する

減薬中や断薬後に、気分の変化や体の不調が出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。

我慢していると、症状が急激に悪化し、日常生活に支障をきたすだけでなく、周囲に危険を及ぼすおそれもあります。

減薬の経過には個人差があり、医師でも予測が難しいのです。
そのため、通院しながら、自分の体調や気分の変化をこまめに伝えるのが重要です。

早めの対応が回復のカギとなるため、薬を減らしている際に少しでもおかしいと感じたら、迷わず主治医に相談しましょう。

自己判断で統合失調症の断薬をせず必ず医師に相談しよう

統合失調症の断薬は、症状が安定しているように見えても、慎重に進める必要があります。

自己判断で薬をやめると、離脱症状や再発のリスクが高まり、かえって回復が難しくなる可能性があります。
減薬を希望する場合は、必ず主治医に相談し、段階的かつ安全な方法で行うことが重要です。

また、減薬中や断薬後に体調や気分の変化を感じた場合は、すぐに医師に連絡し、必要な対応を受けましょう。

自分で薬を継続して飲み続けるのに不安がある方は、訪問看護の活用をご検討ください。
訪問看護ステーションラララでは、服薬管理を含め、利用者さまの不安や困りごとに合わせた看護サービスを提供しています。

気になる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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