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統合失調症は遺伝するの?発症の要因やなりやすい人の特徴を解説

2025.06.05 精神科訪問看護とは

統合失調症は遺伝が関係しているという説はありますが、それだけで病気が決まるわけではなく、実際にはさまざまな要因が組み合わさって発症すると考えられています。

本記事では、統合失調症は遺伝するのかや遺伝以外の発症要因、なりやすい人の特徴について解説します。

統合失調症が遺伝するのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

統合失調症は遺伝する?

統合失調症は、遺伝する可能性があるといわれています。

親のどちらかが統合失調症を経験している場合、そうでない人と比べて、子どもが発症する確率がやや高まる傾向があります。
統合失調症の一般的な発症率が約1%に対し、親のどちらかが統合失調症である場合、子どもが統合失調症になる確率は6倍になるというデータもあるようです。

ただし、これはあくまで可能性が高まるという意味であり、必ず遺伝するとは限りません。

遺伝以外に統合失調症の発症に関係している要因

統合失調症は、遺伝だけでなくいくつもの要因が組み合わさって発症するといわれています。
ここでは、遺伝以外に統合失調症の発症に関係している要因を3つ解説します。

ストレス

強いストレスは、統合失調症の引き金になる可能性があります。

失恋、仕事の不安、人間関係のもつれなど、生活の中のさまざまな出来事によって、長期間ストレスを感じ続けている人や、心に大きな傷を負った経験がある人は、注意が必要といえるでしょう。

また、身近な人とのつながりが少なく孤独を感じやすい場合も、精神的な負担が大きく、統合失調症になりやすいとされています。

妊娠中・出産時のトラブル

妊娠中や出産前後の状態も、統合失調症の発症に関係していると考えられています。

たとえば、妊娠中の感染症、栄養不足、出産時のトラブルなどが、脳の発達に何らかの影響を及ぼす可能性があるという報告もあるようです。
また、妊娠中に強いストレスを受けた場合、赤ちゃんのストレス反応にも関係するといわれています。

ただし、こうした要因がすべての人に影響するわけではなく、個人差も大きいため、不安がある場合は専門医に相談するのがよいでしょう。

薬物使用

薬物の使用、特に大麻や覚醒剤などの影響は、統合失調症の発症や悪化と関係があるとされています。

気分を安定させるためにアルコールや薬物に頼ってしまうケースもありますが、これは依存を招く可能性があります。

また、すでに症状がある方が薬物を使うと、状態が悪化するおそれもあるようです。

統合失調症になりやすい人の特徴

統合失調症は誰にでも起こり得る病気ですが、性格や気質によって影響を受けやすい人もいると考えられています。
以下のような特徴がある人は、なりやすい傾向にあります。

・おとなしくて内向的
・人付き合いが苦手
・自分の気持ちをうまく表に出せない
・感受性が高く、他人の言葉に傷つきやすい
・ストレスの影響を強く受けやすい

ただし、これらはあくまで傾向です。
上記の特徴があっても統合失調症にならない人もいます。

統合失調症かもと思ったら早めに医療機関を受診しよう

統合失調症は、遺伝的な要因だけで決まる病気ではありません。
ストレスや妊娠中の影響、薬物の使用など、さまざまな要素が重なって発症する可能性があると考えられています。

大切なのは、不安な症状があるときに1人で抱え込まず、早めに専門機関へ相談することです。

統合失調症の治療は、通院に加えて訪問看護を利用するのも1つの方法です。

訪問看護ステーションラララでは、利用者さまのライフスタイルや症状に合わせた看護サービスを提供しています。
自宅でも支援を受けたいという方は、こちらからお気軽にご相談ください。

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