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統合失調症の方が受けられる福祉サービスは?医療・生活・仕事を支える制度を紹介

2025.10.30 精神科訪問看護とは

統合失調症の治療や生活を続けていくうえで、経済的な負担や社会とのつながりに不安を感じる方もいるでしょう。
そんなときに支えとなるのが、さまざまな福祉サービスです。

本記事では、統合失調症の方が利用できる福祉サービスと相談窓口の見つけ方を解説します。

統合失調症の方が受けられる福祉サービスを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。


統合失調症の方が受けられる福祉サービス

統合失調症の方が受けられる福祉サービスはいくつかあります。
ここでは、5つの福祉サービスをご紹介します。


自立支援医療制度

自立支援医療制度は、精神科の通院にかかる医療費を軽減できる制度です。

通常、医療費の自己負担は3割ですが、この制度を利用すると原則1割に減額されます。
さらに、世帯の所得に応じて月ごとの上限額が定められるため、経済的な負担を抑えながら治療を継続できます。

対象となるのは、外来診療や投薬、デイケア、訪問看護などの通院医療費で、入院は対象外です。

申請は市区町村の担当窓口で行います。


障害年金

障害年金は、病気やけがにより日常生活や就労が難しくなった方に支給される年金制度です。

統合失調症の症状が長期化し、働くことが難しい場合に対象となります。

加入している年金制度によって種類が異なり、国民年金加入者は「障害基礎年金」、厚生年金加入者は「障害厚生年金」を受け取れます。

申請の窓口は、国民年金なら市区町村の年金窓口、厚生年金なら年金事務所です。


生活保護

生活保護は、病気や障害などで働けない方、または収入が最低限の生活費を下回る方を対象に、国や自治体が生活を支援する制度です。

生活費や住宅費、医療費などが支給され、健康で文化的な生活を送るための基盤を整えられます。
生活保護の申請は、各自治体の福祉事務所でできます。


精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は、統合失調症などの精神疾患がある方の社会参加を支援するための手帳です。

等級は1級から3級まであり、障害の程度に応じて区分されます。
取得すると、税金の控除や交通機関・公共料金の割引、公営住宅の優先入居など、さまざまな支援を受けられる場合があります。

申請は市区町村の窓口で行います。


就労支援

統合失調症の症状が落ち着いてきたら、治療を続けながら働けます。
その際に役立つのが、以下のような就労支援制度です。

・地域障害者職業センター
・就労継続支援
・就労移行支援
・ハローワーク

就労支援を活用しながら、自分に合った環境で働きましょう。

就労支援については、以下の記事で詳しく解説しています。



関連記事:統合失調症の方が受けられる就労支援は?働きやすい職場環境も解説


統合失調症の方が受けられる福祉サービスを見つけるためには?

自分に合った福祉サービスを見つけるには、まず信頼できる相談先を持つことが大切です。

医療機関には精神保健福祉士やソーシャルワーカーといった専門職が常駐しており、制度の内容や申請方法を一緒に整理してくれます。
また、地域の保健所や精神保健福祉センターでも、利用できる支援制度の紹介を受けられます。

さらに、訪問看護では社会資源の活用も支援の一環として行われているのです。

どの制度が自分や家族に合っているか分からない場合は、訪問看護師に相談するのも選択肢の1つです。


福祉サービスを活用しながら統合失調症の治療を続けよう

統合失調症の治療を続けるためには、経済面や生活面を支える福祉サービスの活用が欠かせません。
医療費の負担を軽減する自立支援医療制度や、生活を支える障害年金、生活保護、社会参加を後押しする手帳制度や就労支援など、利用できる制度は多くあります。

制度や申請方法が分からないときは、1人で抱え込まず専門職に相談しましょう。

訪問看護ステーションラララでは、利用者様が利用できる社会資源の活用もサポートしています。

気になる方は、こちらからお気軽にご相談ください。

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