精神科認定看護師は、精神科領域に深い知識と技術を持つ方が取得できる「認定看護師資格」です。
精神科認定看護師として認められると、現場での活躍や転職などにおいて、さまざまなメリットがあります。

この記事では、精神科認定看護師の概要や、認定資格を取得するメリット、取得するまでの流れを解説します。

精神科認定看護師とは？

精神科認定看護師とは、精神科領域において優れた看護スキルや知識を備えた看護師が持つ資格です。
公益社団法人日本看護協会から認定を受けた方だけが所有でき、精神科領域を深く理解しているという証明にもなります。

精神科認定看護師は、医療現場において以下の役割を果たします。

1.すぐれた看護実践能力を用いて、質の高い精神科看護を実践すること
2.精神科看護に関する相談に応じること
3.精神科看護に関する指導を行うこと
4.精神科看護に関する知識の発展に貢献すること

これらを提供できる看護師は、精神科領域の職場はもちろん、患者さま・利用者さまからも求められる貴重な存在です。

引用：日本精神科看護協会/精神科認定看護師制度

精神科認定看護師の資格を取得するメリット

精神科認定看護師の資格を取得することで、以下のメリットが得られます。

・専門性の高い看護を提供できるようになる
・キャリアアップに繋がる
・転職や復職で有利になる場合がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

専門性の高い看護を提供できるようになる

精神科認定看護師の資格を取得すると、患者さまや利用者さまへ質の高い看護を提供できるようになります。

認定資格を取る過程で学ぶ疾患の知識や、看護知識・スキルを現場で活かせれば、より信頼される看護師として認められるでしょう。

キャリアアップに繋がる

精神科認定看護師の資格を取得するのは、自身のキャリアアップにもメリットがあります。

特に、精神科領域でキャリアを形成したいと考えている場合、精神科認定看護師の資格を取得しておくメリットは大きいです。

転職や復職で有利になる場合がある

認定資格を所持していると、転職や復職の際に有利になる場合があります。

認定資格を所持している看護師は「より優れている」という証明にもなるため、就職活動の際に良い印象を与えられるでしょう。

また、専門知識を備えた看護師は、施設や訪問看護ステーションなど幅広い職場に求められるため、就職活動の選択肢が増える可能性もあります。

精神科認定看護師になるにはどうすればいい？

精神科認定看護師は、以下の流れで資格を取得します。

1.精神科認定看護師受講資格審査の申請を行う
2.教育課程を修了し修了認定を受ける
3.認定試験を受験し合格する

なお、受講資格を得るには、以下の条件を満たしていなければいけません。

・日本国の看護師の免許を有すること
・精神科認定看護師として必要な実務経験を積んでいること

「必要な実務経験を積んでいる」とは、通算5年以上の看護師として活動し、そのうち通算3年以上は精神科看護実務に従事した状態を指します。

これから資格の取得を目指す方は、まず精神科領域を扱う職場への転職から始めましょう。

参照：日本精神科看護協会/精神科認定看護師受講資格審査
出願の手引き

精神科認定看護師の資格を活かすなら訪問看護もおすすめ

精神科認定看護師の資格を取得すると、現場でより活躍できるようになるほか、看護師としてのキャリアアップや活動の幅が広がるメリットがあります。
精神科領域で活躍したいと考えている方は、認定資格の取得を目指してみるのもよいでしょう。

また、精神科認定看護師の資格を活かしたい場合、訪問看護に転職するのも選択肢の1つです。
『訪問看護ステーションラララ』では、一緒に働く仲間を募集しています。

認定資格を活かしたい方、これから認定資格を取得するために経験を積みたい方は、ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか。