パニック障害とは
パニック障害は、突然理由もなく強い不安や恐怖に襲われる精神疾患です。パニック症や不安障害の一つとも呼ばれ、思い当たるきっかけがないにもかかわらず、心身に激しい異常が現れることが特徴だと言えます。決して珍しい病気ではなく、こころと身体の反応が過敏になることで、誰にでも発症する可能性があります。 参照:MSDマニュアル/パニック発作とパニック症
パニック障害の症状(パニック発作)
代表的な症状は、突然起こる「パニック発作」です。激しい動悸、めまい、息苦しさ、発汗、吐き気といった身体の異常とともに、「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖やパニックを感じます。心臓の病気などを疑って内科で検査を受けても、身体的な異常は見つからないことが一般的です。さらに、一度発作を経験すると「また発作が起きたらどうしよう」と常に心配になる「予期不安」が続くことも特徴だと言えます。気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。
広場恐怖症を合併することもある
パニック障害の患者は、発作への恐怖から「広場恐怖症」を合併することが少なくありません。これは、発作が起きたときにすぐに逃げ出せない場所や、助けを求められない状況を恐れ、避けるようになる状態を指します。具体的には、電車などの公共交通機関や人混みへの外出が苦手になり、重症化すると日常生活に大きな支障をきたす原因となるのです。
パニック障害の原因
パニック障害が発症する明確な原因は完全に解明されていませんが、脳内の神経伝達物質の機能異常が関係していると考えられています。そこに、日常的なストレスや過労、環境の変化といった様々な要因が複雑に絡み合い、危険がない状況でも脳が過剰に反応して恐怖の警報を鳴らしてしまうのだと言えます。
パニック障害の治療
パニック障害は、精神科や心療内科の医師による適切な診断と治療によって、症状をコントロールしながら回復を目指せる疾患です。治療法としては、不安や恐怖と向き合い考え方のバランスを整える認知行動療法などの精神療法が行われます。また、発作を抑えたり不安を和らげたりするために、薬物療法が併用されることもあります。一人で抱え込まず、医療機関を受診して治療の効果を実感しながら、焦らずに向き合っていく視点を持つことが大切だと言えます。
精神科訪問看護との関わり
パニック障害の治療や生活のサポートにおいて、精神科訪問看護が関わることがあるとされています。症状が落ち着いている時期も含めて、継続的に関わっていく存在として位置づけられています。 地域で安心して生活を送るための選択肢として、訪問看護ステーション ラララへのご相談もご検討ください。
まとめ
パニック障害は、突然の激しい動悸やめまいを伴うパニック発作と、それに伴う予期不安や広場恐怖症を引き起こす疾患です。脳の機能やストレスが関係しており、放置すると外出が困難になるなど生活への影響が大きくなります。症状をコントロールして回復に向かうためには、早期に精神科や心療内科を受診し、精神療法や薬物療法といった適切なサポートへ繋がる視点を持つことが重要だと言えます。
まずは相談だけでも構いません。『こちら』からお気軽にご相談ください。
参照:厚生労働省