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精神科の薬を服用しているご家族が、最近やけにそわそわしていたり、落ち着きなく動き回ったりする様子を見て、「もしかして薬の副作用ではないか」と不安に思っていませんか。このような行動は、「アカシジア」と呼ばれる症状の可能性があります。この記事では、アカシジアの症状のうち、ご家族や周囲から見て気づきやすい様子について解説します。
本人が感じている症状のおさらい
アカシジアは、主に抗精神病薬などの副作用として現れる症状です。本人は内面的な不快感として「足がそわそわする」「じっとしていられない」「動かずにはいられない」といった強い焦燥感や苦痛を感じています。本人が自覚しやすい症状の詳細については別の記事でも解説していますが、この耐えがたい不快感から逃れるために、結果として特有の行動となって現れます。
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周囲から見て気づきやすい様子
アカシジアは、本人の自覚的な苦痛だけでなく、一般的には周囲から見ても気づきやすい(他覚的に観察できる)症状が現れることが特徴とされています。具体的には、座っていても足を動かし続ける、じっと立っていられず歩き回る、絶えず体を動かしているといった、落ち着きのない行動として観察されることが多くあります。頻繁に姿勢を変えたり足踏みをしたりする様子が見られる場合も、本人が内面的な苦痛を和らげるために動いてしまっている状態です。
見過ごされやすいこともある
多くの場合、アカシジアは薬の投与や増量の直後に急性で発症し、特徴的な動きを伴うため周囲からも気づきやすいものです。しかし、非定型抗精神病薬によるアカシジアの場合は、本人の自覚症状も周囲から見える他覚症状も軽度な場合が多くあります。そのため、単なる一時的な不安や、もともとの精神疾患の症状と混同され、副作用であると見過ごされてしまうことも珍しくありません。
気づいたときの向き合い方
家族や周囲の人が、アカシジアを疑うような不自然な動きや落ち着きのなさに気づいたときは、決して自己判断で服薬を中断したり、薬を減らしたりしないでください。急に薬をやめると状態が悪化する危険があります。まずは「足がそわそわする?」「じっとしているのが辛い?」などと本人に優しく声をかけ、感じている苦痛を確認してください。その上で、周囲から見た客観的な様子と本人の訴えを主治医へ正確に伝えることが、適切な診断や原因薬剤の調整へと繋がります。
まとめ
アカシジアは、抗精神病薬などの副作用で生じる不快な症状であり、座っていても足を動かし続ける、絶えず歩き回るといった行動として周囲からも気づきやすいのが特徴です。一方で、薬の種類や症状の強さによっては見過ごされやすいケースもあります。ご家族の不自然な動きや落ち着きのなさに気づいた際は、自己判断で服薬を中止せず、速やかに医師へ様子を伝えて医学的なサポートを受けてください。
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参照:厚生労働省