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社交不安障害と仕事|不安が生じやすい場面や症状との付き合い方

2026.10.29 精神科訪問看護とは

不安症では、不安が強すぎると、その不安を避けるために、現実の生活を制限したり、仕事や勉強ができなくなったりすることがあります。社交不安障害も、不安症のひとつです。

関連記事:社交不安障害(あがり症)とは?症状や原因、克服に向けた治し方

仕事の中で不安が生じやすい場面

社交不安障害は、他の人々の前に出たり、特に話をしたり、注目され、評価されたりする状況に対して強い不安を感じ、そうした状況を避けるようになる状態です。人前で話をすること、知らない人と会うこと、会話をすることなどが、不安のきっかけになりやすい場面です。こうした場面は、仕事の中にも含まれます。

恥ずかしい、悪く思われているなどと、悪い方向に考えがちになります。親しい人の前では、不安が生じないこともあります。

少数の特定の状況で症状を経験する人もいれば、幅広い状況で症状を経験する人もいます。人前で特定の活動を行わなければならないときにだけ不安が生じる人は、同じことを一人で行っても、不安になることはありません。

不安を避け続けると

社交不安障害は、治療せずにいると長引くことが多く、本来ならやりたい活動まで避けるようになる人も多くいます。

不安への対処として、社交的な状況を避けたり、アルコールに頼ったり、気まずい思いをただ耐えて社会的な義務をこなしたりする人もいます。

不安との付き合い方

不安そのものは、病気ではありません。適切な不安は、対策を立てたり、失敗を避けたりするのに役立ちます。

カフェインの取りすぎは、不安を悪化させることがあります。必要に応じて、少しずつ減らします。

呼吸法は、多くの場合に不安の軽減に有効とされています。ゆっくり息を吐く練習を習慣にします。

治療という選択肢

社交不安障害には、効果的な治療選択肢があります。曝露療法、認知行動療法、薬による治療です。

曝露療法は、不安を誘発する状況に慣れて安心できるようになるまで続ける治療です。上司の前で発言することを恐れている人が、その上司の前で繰り返し話す練習をするのは、まず無理なことです。その代わりに、人前で話ができるようになるのを支援するコミュニティグループに参加したり、介護施設を訪問して入居者に向けて本を朗読したりするなど、実際とは異なる状況で練習するのが助けになることがあります。

認知行動療法では、リラクゼーション法を使うことや、不安やパニックのきっかけになる思考・行動パターンを特定して調整することを学びます。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬やベンゾジアゼピン系薬剤(抗不安薬)も、社交不安のある人でしばしば役に立ちます。

関連記事:社交不安障害の治療法とは?曝露療法や認知行動療法、薬による治し方

受診を考える目安

直近の半年間を振り返り、以前より不安が増えて自信を失っている、不安を避けるために特定の状況を回避している、生活や仕事に影響が出ていると感じる場合は、精神科・心療内科などの専門の医療機関への相談を検討してください。

動悸や呼吸困難がある場合は、まず内科の診察を受けてください。甲状腺機能亢進症、不整脈、貧血によって不安が生じることもあります。

まずは相談だけでも構いません。こちらからお気軽にご連絡ください。

参照:MSDマニュアル家庭版/社交不安症

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