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パーソナリティ障害かどうかは、チェックだけでは判断できません。診断は、DSM-5-TRの診断基準に基づく医師の評価で下されます。この記事では、医師がパーソナリティ障害を疑う場合の目安を紹介します。
医師がパーソナリティ障害を疑う場合
以下の場合、医師はパーソナリティ障害を疑います。
・自分や他者のことを現実とは異なる形で持続的に捉えている
・自分の思考や行動について適切でない特定のパターンがあることを自ら説明し、それが望ましくない結果を招いているにもかかわらず、変えようとしない
・自らの行動やその結果のために苦痛を感じているか、自らの行動のために日常的な役割を十分に果たすことができない
またパーソナリティ障害の人では、そうした思考や行動は青年期や成人期初期という人生の早い時期に始まります。
不適切な思考や行動には、本人が自分や他者をどのようにみて理解しているか、他者とどのような関係をもっているか、また自分の衝動をどの程度コントロールしているかが関わる場合があります。
パーソナリティ障害で問題が生じやすい点
パーソナリティ障害では、主に次の点で問題が生じます。
・自己同一性と自己感覚:自分自身のイメージがはっきりせず、安定していません。
・人間関係:他者と親密で安定した人間関係を築くことに苦労します。
パーソナリティ障害の人は、自分の思考や行動に問題があるとは考えていない場合があります。
パーソナリティ障害は過少に診断されていますが、これは、より一般的な精神疾患の症状(不安や抑うつなど)によって、基礎にあるパーソナリティ障害の特徴が目立たなくなる場合があるからです。
チェックだけでは診断できない
パーソナリティ障害の診断は、DSM-5-TRに疾患別に記載されたパーソナリティ特性の一覧(診断基準)に基づいて下されます。
診断の際、医師は問診を行います。問診では、自分や他者をどう捉えているか、自分の行動への否定的な反応にどう対処しているかなどを尋ねます。友人や家族から情報を聞くことがあります。
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タイプ別のチェック
パーソナリティ障害には、10種類があります。診断基準は、種類ごとに記載されています。タイプ別のチェックは、次の記事で紹介しています。
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受診を考える目安
人との関わりや考え方、感じ方によって日常生活に支障をきたしていたり、苦しさを感じていたりする場合は、精神科・心療内科などの専門の医療機関への相談を検討してください。
パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることで、本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されます。医師が疑う根拠のひとつは、苦痛を感じていることや、日常的な役割を十分に果たせないことです。
まずは相談だけでも構いません。こちらからお気軽にご連絡ください。
参照:MSDマニュアル家庭版/パーソナリティ症の大まかな説明