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パーソナリティ障害は、10種類が3つのグループ(A群、B群、C群)に分類されます。A群は奇妙または風変わりな振る舞い、B群は演技的、感情的、または移り気な行動、C群は不安やおそれを抱いているように見える人たちが、それぞれ含まれます。
パーソナリティ障害は3つの群に分けられる
10種類のパーソナリティ障害は、3つのグループ(A群、B群、C群)に分類されます。各グループに含まれる種類は、それぞれ特定の基本的なパーソナリティ特性が共通していますが、各疾患にはそれぞれの際立った特徴があります。
| 群 | 群の特徴 | 含まれるタイプ |
| A群 | 奇妙または風変わりな振る舞いをする | 猜疑性(妄想性)、シゾイド、統合失調型 |
| B群 | 演技的、感情的、または移り気な行動をとる | 反社会性、ボーダーライン(境界性)、演技性、自己愛性 |
| C群 | 不安やおそれを抱いているように見える | 回避性、依存性、強迫性 |
A群(奇妙または風変わりな振る舞い)
A群の人は、奇妙または風変わりな振る舞いをします。A群には、猜疑性(妄想性)、シゾイド、統合失調型の3つのパーソナリティ障害が含まれます。それぞれ、次のようなパターンを特徴とする精神疾患とされています。
・猜疑性(妄想性)パーソナリティ障害:他者の動機を敵意や有害性のあるものと解釈する、他者に対する根拠のない不信や疑いの広汎なパターン
・シゾイドパーソナリティ障害:社会的関係から距離を取ることと全般的な無関心、また対人関係での感情表現の少なさの広汎なパターン
・統合失調型パーソナリティ障害:親密な関係に対する強い居心地の悪さとそのような関係を築く能力の低さ、思考や知覚の歪み、ならびに風変わり(奇妙)な行動の広汎なパターン
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B群(演技的、感情的、または移り気な行動)
B群の人は、演技的、感情的、または移り気な行動をとります。B群には、反社会性、ボーダーライン(境界性)、演技性、自己愛性の4つのパーソナリティ障害が含まれます。それぞれ、次のようなパターンを特徴とする精神疾患とされています。
・反社会性パーソナリティ障害:結果や他者の権利を軽視する広汎なパターン
・ボーダーライン(境界性)パーソナリティ障害:人間関係、自己像、気分、行動の不安定性、そして拒絶されたり、見捨てられたりする可能性に対する過敏性
・演技性パーソナリティ障害:過度の情動性と注意を引きたい欲求の広汎なパターン
・自己愛性パーソナリティ障害:優越感(誇大性)、賞賛されたいという欲求、および共感性のなさの広汎なパターン
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C群(不安やおそれを抱いているように見える)
C群の人は、不安やおそれを抱いているように見えます。C群には、回避性、依存性、強迫性の3つのパーソナリティ障害が含まれます。それぞれ、次のようなパターンを特徴とする精神疾患とされています。
・回避性パーソナリティ障害:拒絶、批判、または屈辱を受けるリスクのある社会的状況や交流を回避すること
・依存性パーソナリティ障害:面倒をみてもらいたいという広汎かつ過度の欲求と、それに起因する服従的でしがみつくような行動
・強迫性パーソナリティ障害:結果的に仕事の完了を妨げるような規律性、完全主義、およびコントロール(柔軟性や効率性の余地がない)への広汎なとらわれ。強迫症とは異なります
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パーソナリティ障害の診断について
パーソナリティ障害は、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたす思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる精神疾患です。「性格が悪いこと」を意味するものではありません。
診断は、標準の精神医学的診断基準に基づく医師による評価で下されます。診断基準は、パーソナリティ障害の種類ごとに、DSM-5-TRに記載されています。
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受診を考える目安
人との関わりや考え方、感じ方によって日常生活に支障をきたしていたり、苦しさを感じていたりする場合は、精神科・心療内科などの専門の医療機関への相談を検討してください。
パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることで、本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されます。医師が疑う根拠のひとつは、苦痛を感じていることや、日常的な役割を十分に果たせないことです。
まずは相談だけでも構いません。こちらからお気軽にご連絡ください。
参照:MSDマニュアル家庭版/パーソナリティ症の大まかな説明