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「休職してからどう過ごせばいいかわからない」「焦りはあるが体が動かない」――双極性障害の診断を受け、休職期間をどのように過ごせばよいのか、情報を探している方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、双極性障害による休職期間の段階的な過ごし方や、復職に向けた道のり、そして在宅療養をサポートする訪問看護という選択肢について解説します。現在の状況を整理し、これからの療養生活を組み立てるための参考としてご一読ください。
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双極性障害と休職:まず知っておきたいこと
仕事を持つ方が双極性障害と診断された場合、治療のために休職に至るケースは決して珍しいことではありません。双極性障害は、エネルギーが満ち溢れる躁状態と、気分が著しく落ち込むうつ状態を繰り返す病気であるとされています。気分の波によって業務に支障が出たり、体調のコントロールが難しくなったりすることがあるため、一度立ち止まって心身を休める期間を設けることが推奨されます。
休職という選択は、ただ仕事を休むというだけでなく、れっきとした「治療の一環」であるとされています。休職に入った直後は、職場への申し訳なさや将来への不安から、焦りを感じることは自然な反応です。しかし、焦るあまり十分な休養を取らずに急いで復職しようとすると、かえって症状が悪化し回復が遅れるリスクがあると言われています。まずは「休むことが今の自分の仕事」と捉え直すことが大切とされています。
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休職中の過ごし方:段階に応じたポイント
休職期間中の過ごし方は、心身の回復度合いに応じていくつかの段階に分けて考えるとよいとされています。それぞれの時期に合わせた過ごし方を意識することが、順調な回復の鍵になると言われています。
休養期(休職初期):まず休むことを優先する
休職に入ってからの数週間から数か月は、まず身体とこころを徹底的に休めることが最優先となる時期とされています。これまで無理を重ねて疲弊しきった状態にあるため、活動を最小限に抑え、ゆっくりと過ごすことが重要です。この時期は「何もできずに一日が終わってしまった」と罪悪感を持ったり、焦りを感じたりすることがあります。しかし、エネルギーを充電するための不可欠な期間であるため、罪悪感を持たずに休むことが重要とされています。
回復期:生活リズムを取り戻す
急性期を過ぎて少しずつ気力が戻ってきた数週間から数か月後には、生活リズムを取り戻していく回復期に入るとされています。毎日決まった時間に起床し、夜は決まった時間に就寝し、三度の食事を摂るという基本的なリズムを少しずつ整えていくことが目標になります。双極性障害の治療において、睡眠サイクルの安定は気分の波をコントロールするために極めて重要であるとされています。
復職準備期:少しずつ活動量を増やす
体調が安定してきた数週間から数か月間は、復職を見据えて少しずつ活動量を増やしていく段階とされています。この時期には、無理のない範囲で近所への外出や適度な運動を取り入れ、低下した体力を戻していくことが目標になります。また、実際の通勤時間に合わせて家を出る通勤訓練や、図書館で一定時間過ごすといった活動を行うことが、職場復帰への準備として有効と言われています。日によって体調の波があるため、焦らずに主治医と相談しながら進めることが大切とされています。
休職中に避けたほうがよいこと
休職期間中、症状の回復を妨げないために、避けたほうがよいとされる行動がいくつかあります。
まず、昼夜逆転の生活は自律神経の乱れを招きやすく、気分の波に悪影響を与えるため注意が必要とされています。また、過度な飲酒は睡眠の質を低下させ、処方されている薬の効き目にも影響を与えるため、控えることが推奨されています。
休職中は自宅で過ごす時間が長くなるため、SNSを見続けたり、仕事に関する情報を調べすぎたりして、自ら焦りを煽ってしまうことがあります。意識的にスマートフォンやパソコンから離れ、情報を遮断する時間を作ることが心の休息につながると言われています。
そして最も避けるべきなのは、主治医の指示なく自己判断で服薬をやめることです。服薬の中断は、症状の再発や急激な悪化につながることがあります。
休職中に使える制度
休職期間中の経済的な不安を和らげ、安心して治療に専念するために利用できる公的な制度があります。
代表的なものとして「傷病手当金」があります。これは、病気のために会社を休まざるを得ず、事業主から十分な報酬が受けられない場合に、労働者の生活を保障するために収入を補填する制度です。
また、「自立支援医療(精神通院医療)」という制度もあります。精神疾患の治療のために継続的な通院が必要な方を対象に、医療費や処方薬局での自己負担が軽減される仕組みです。
これらの制度を利用することで、休職中の経済的な負担を軽くすることができます。詳しくは、主治医や会社の担当窓口に確認を行ってください。
精神科訪問看護が休職中の生活を支える
休職中の在宅療養において、ご自身だけで生活リズムを整えたり、体調を管理したりすることが難しい場合があります。そのような時、「精神科訪問看護」が療養生活を支える選択肢となります。
服薬管理と体調の確認
看護師などの専門スタッフが定期的にご自宅を訪問し、処方されたお薬を指示通りに服用できているかを確認します。また、気分の波や睡眠状態など、日々の体調変化を客観的な視点からチェックします。
生活リズムの立て直し支援
休職中に崩れやすくなる生活リズムを整えるための具体的な支援を行います。起床や就寝のタイミング、食事の摂り方などについて、ご本人の現在の状態に合わせた無理のない計画を一緒に考え、実行をサポートします。
主治医との連携
ご自宅での療養の様子や、些細な体調の変化を主治医に報告します。医師と連携することで、治療方針に沿った安全な療養生活をサポートします。
復職に向けた段階的なサポート
回復の段階に合わせて、少しずつ活動量を増やしていくプロセスをサポートします。外出の同行や、日中の過ごし方に関する相談に応じ、復職に向けた準備を伴走しながら進めます。
費用と使える制度
精神科訪問看護を利用する際の費用については、基本的には各種医療保険が適用されます。 また、継続的な精神科通院が必要な方を対象とした自立支援医療(精神通院医療)の制度を利用することで、訪問看護の利用料金に対する自己負担が軽減されます。 制度の仕組みやご自身の負担について、詳しくはご相談ください。
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利用開始までの流れ
精神科訪問看護を利用し始めるまでの一般的な流れは、以下の手順で進めていきます。
- 主治医に相談し、訪問看護指示書を発行してもらう 現在通院している医療機関の医師に、生活のサポートとして訪問看護を利用したい旨をご相談ください。
- 訪問看護ステーションに問い合わせる 利用を検討しているステーションに連絡を取り、状況を伝えます。
- 面談・契約 訪問看護のスタッフが事前面談を行い、サポートの内容や訪問頻度、費用などについて説明を行います。内容に納得いただいた段階で、利用のための契約を結びます。
- 訪問開始 主治医からの指示書の内容と、面談で確認した計画に基づいて、実際の自宅訪問サービスを開始します。
まずは相談だけでも構いません。お気軽にご連絡ください。
精神科訪問看護ステーション ラララについて
精神科訪問看護ステーション ラララは、福岡市全域を対象エリアとして訪問看護サービスを提供しています。
当ステーションには精神科認定看護師が在籍しており、双極性障害を抱えながら休職期間を過ごし、復職やこれからの働き方を模索している方々の療養生活を支援しています。
家族の双極性障害に悩んでいる方は『こちら』から、お気軽にご相談ください。
参照:こころの情報サイト